ニューヨーク州のハドソン川渓谷：見どころ豊富な小さな町

ハドソン川（Hudson River）流域のウェストチェスターからオールバニーにかけて広がるハドソン川渓谷（Hudson River Valley）は、昔からの町が多くありますが、その町は明らかに現代的です。世界的に有名な現代美術から先進的な農作業や食糧の調達方法まで、この地域に古めかしいものは 1 つもありませんが、骨董品は地域の至るところで見かけます。入ってみたくなる趣のある商店、素晴らしい美術品、洗練された食事の選択肢は豊富にそろっています。そこに風光明媚な自然の景色とその自然を体験する無限の方法を加えれば、ニューヨーク州のハドソン川渓谷を巡る夢のような旅ができあがります。

芸術家が集まるこのコミュニティは産業の崩壊から立ち直り、世界でも一流の近代美術の拠点となりました。旅の始めには、川の向こう岸にあるストーム・キング・アート・センター（Storm King Art Center）で一日を過ごしましょう。このセンターでは、芸術と大自然の景観が調和する空間で、素晴らしい彫刻作品を鑑賞できます。2 日目はビーコン（Beacon）に向かい、ディアビーコン（Dia:Beacon）のアート作品、マウントビーコン公園（Mount Beacon Park）の景色、キッチン・シンク・フード＆ドリンク（Kitchen Sink Food & Drink）のファーム・トゥ・テーブル（農場から食卓へ）の食事をお楽しみください。どれも近くの芸術と同じくらいモダンです。

宿泊施設：

• コートヤードフィッシュキル（Courtyard Fishkill）

おすすめのグルメ情報：

• ビーコンの賑やかなメインストリート（Main Street）に繰り出して、タウン・クライアー・カフェ（Town Crier Cafe）でジャズ、デザート、アメリカ料理をお楽しみください。
• キッチン・シンク・フード＆ドリンクでは、さまざまなテイストのモダンな食事を通じてファーム・トゥ・テーブル（農場から食卓へ）の本当の意味を実感できます。
• ビールならハドソン・バレー・ブルワリー（Hudson Valley Brewery）へ。おつまみには交代制の特設キッチンや移動販売車の軽食をどうぞ。

見どころ：

• ストーム・キング・アート・センターは他とは一線を画す野外美術館です。敷地の広さは 2 平方キロメートル。百聞は一見にしかずという言葉がぴったりの場所です。
• かつてナビスコの箱の印刷工場だった建物を利用したディア：ビーコンでは、1960～1970 年代の現代作品を集めた常設展を見学できます。特別展も定期的に開催されています。
• ビーコンのメインストリートには、数多くのショップやギャラリーが軒を連ねており、ビーコンの文化の復興に寄与しています。

実のところ、ウッドストックはこの町と同名のフェスティバルが開かれた場所ではありません。しかしこの町は、芸術系の人々、音楽好きの人々、禅を求める人々を今でも歓迎しています。ちなみにフェスティバルの会場となったのは 96 キロメートル離れたニューヨーク州ベセルでした。この地域への旅では、さまざまなテイストのショップでの買い物、芸術や音楽、人間観察を思う存分楽しめます。2 日目は、キングストンの近くの町を回り、文化、歴史、上質な食事やドリンクをさらにお楽しみください。

宿泊施設：

• コートヤードキングストン（Courtyard Kingston）
• レジデンス・イン・キングストン（Residence Inn Kingston）

おすすめのグルメ情報：

• ボイストンズ（Boitson’s）では、キングストンの歴史地区の古き良き時代の雰囲気を味わえます。
• クラフトカクテルと新感覚のポーランド料理なら、リスバー（Lis Bar）へ。
• ブレッド・アローン・ベーカリー（Bread Alone Bakery）では、オーガニックなブランチや、とびきりおいしいパンをお楽しみください。

見どころ：

• ティンカーストリート（Tinker Street）では、タイダイ、クリスタル、絶対に外せないウッドストックのお土産を購入できます。
• オーバールック山（Overlook Mountain）へのハイキングでは、自然との触れ合いを楽しめます。
• ベアーズビルシアター（Bearsville Theater）では、真のウッドストックでライブミュージックを堪能しましょう。

20 世紀前半、この町には犯罪が多く、最も治安が悪い時期には 50 軒以上のバーがありました。しかし現在のハドソンは、極上のレストランや風情のあるショッピング街があり、素晴らしいアンティークの掘り出し物が見つかる町として知られています。

宿泊施設：

• ザ・ウィック、ハドソン（The Wick, Hudson）

おすすめのグルメ情報：

• アンティークショップの裏手に佇むバックバー（Backbar）では、マレーシア料理を味わえます。屋外のテーブルもあり、あらゆる雰囲気を楽しめます。
• グレージン（Grazin’）は 1950 年代風のダイナーです。動物愛護に対する考え方も明らかに現代的です。倫理観を持って調達された食材を使ったバーガーや、ファーム・トゥ・テーブル（農場から食卓へ）の食事を提供しています。
• おしゃれな雰囲気に包まれてコーヒーを楽しみたいなら、モト・コーヒー・マシン（Moto Coffee Machine）へ。カフェの店内に本格的なオートバイショップが併設されています。

見どころ：

• オラーナ（Olana）もぜひ訪れたい名所です。ハドソンリバー派の画家フレデリック・チャーチの邸宅であり、そこには彼が描いた風景が広がっています。
• バシリカハドソン（Basilica Hudson）ではショーを鑑賞できます。1880 年代に建てられた太陽光発電の工場を利用した総合的なアートセンターです。
• アンティークを吟味したいなら、アンティークウェアハウス（The Antique Warehouse）やハドソンマーカンタイル（The Hudson Mercantile）といったショップがおすすめです。