バーボンカントリーの喜びと心意気
少ロット生産のバーボンの甘い香り、ケンタッキー州のホースカントリーがあるなだらかな牧草地など、この旅ではアメリカ人魂の本物の風情に出会うことができます。ソウルフルなブルーグラスミュージック、ボリュームたっぷりの南部の料理、バーボンへの深い造詣にあふれた 7 日間の冒険の準備をしましょう。アメリカでも格別なこの地域の精神を心から理解するただ 1 つの方法は、自分で体験することです。
テネシー州ナッシュビル
バーボン、ブルース、ホースカントリーを巡る冒険は、アメリカの音楽の中心地の 1 つ、テネシー州ナッシュビルから始まります。ここでは、ダウンタウンの賑やかなバーや通りで、モダンカントリー、ブルーグラス、さらにはインディーロックの活気に満ちたサウンドを聴くことができます。新旧の音楽ファンなら、ハンク・ウィリアムズ、ドリー・パートン、ガース・ブルックスなど、カントリーミュージックの伝説的人物がその象徴的なステージを飾った、グランド・オール・オプリ（Grand Ole Opry）を見逃すわけにはいきません。また、ライマン公会堂（Ryman Auditorium）では、「ブルーグラス発祥の地」を巡るツアーに参加することができます。ブロードウェイストリート周辺にある、果てしなく続くホンキートンクバーやライブ・ミュージック・スポットを探索してみてはいかがでしょうか。ナッシュビルの本物のカウボーイブーツをお土産にすることも忘れないでください！
宿泊施設：
● ミュージック・シティ・センター（Music City Center）から通りを挟んでちょうど向かい側に位置するザ・ジョセフ（The Joseph）では、豪華なホテルのアメニティをご堪能ください。
● 2022 年トラベラーズ・チョイス・ホテルに選ばれた、ザ・ノエル・ナッシュビル・ア・トリビュート・ホテル（the Noelle, Nashville, A Tribute Portfolio Hotel）は、ダウンタウンの中心部で贅沢なアメニティを提供しています。
おすすめのグルメ情報：
● ナッシュビルの家庭料理を本格的に味わうなら、パケッツ（Pucketts）がおすすめです。1950 年代に食料品店として創業したこの店は、地元で愛されるのんびりとしたスポットで、最高のロー・アンド・スロー・バーベキューや南部の郷土料理が味わえます。
● ナッシュビルを訪れたら、ホットチキンを食べずにはいられません。ハッティービーズ（Hattie B’s）では、香ばしい南部風チキン料理をお好みの方法で食べることができます。ピメントマカロニとチーズのサイドメニューもお忘れなく！
見どころ：
● ナッシュビルでは、音楽関連の博物館が数多くあります。ジョニー・キャッシュ・ミュージアム（Johnny Cash Museum）を訪れ、彼のギターと記念撮影をしましょう！その後、2 階にある象徴的なパッツィ・クライン・ミュージアム（Patsy Cline Museum）に向かいます。
● ザ・ステーション・イン（The Station Inn）では、世界最高のブルーグラスを聴くことができます。隠れ家的な会場で、座席が先着順となりますから、事前に計画をたてましょう。
● ナッシュビルの本物の「味」を求めるなら、ネルソンズ・グリーン・ブライア蒸留所（Nelson’s Green Brier Distillery）を訪れてください。受賞歴のあるベル・ミード・バーボン（Belle Meade Bourbon）は必見です。
ケンタッキー州ルイビル
他ならぬここケンタッキー州ルイビルでは、バーボンを味わう準備をしましょう。アメリカらしいこの街は、地元産のサラブレッドと繁栄する馬の文化、ボリュームたっぷりの南部料理、地元の水から作られる甘くてまろやかなバーボンで知られています。ルイビルの冒険は、伝説的なケンタッキーダービーの本拠地であるチャーチルダウンズから始めましょう。その後、近くのロレットにあるメーカーズマーク（Maker’s Mark）に向かい、蒸留所ツアーに参加します。ここでは、自分でボトルをロウに浸す封ロウを体験することもできます。野球ファンなら、メジャー・リーグ・ベースボール（Major League Baseball）でナンバー 1 のバットを製造している、ルイビル・スラッガー・ミュージアム & ファクトリー（Louisville Slugger Museum & Factory）は見逃せません。
宿泊施設：
● 市内中心部にあるシックなホテルなら、21C ミュージアム・ホテル・ルイビル（21C Museum Hotel Louisville）がおすすめです。数多くのアート作品が鑑賞でき、高級レストラン、ジム、サウナ、スチームルームなどを備えており、まるで自分だけのイベントのような滞在が可能です。
● もう少し趣のある場所をお探しなら、ルイビル・バーボン・イン（Louisville Bourbon Inn）がおすすめです。19 世紀のビクトリアン様式の邸宅を改装した魅力的なベッド & ブレックファストです。
おすすめのグルメ情報：
● 1992 年以来、バックスレストラン（Buck's Restaurant） は、お祝いの席やピアニストと歌手のライブエンターテインメントに最適な場所となっています。代表的なデザート、モカダクワーズは外せません。
● 気まぐれな散歩に、CC’s キッチン（CC’s Kitchen）はいかがでしょうか。ボリュームたっぷりの南部のブランチとディナーを大いに楽しんでいただけます。
見どころ：
● ナッシュビルからルイビルへのドライブでは、ケンタッキー州オーエンズボロにあるオスカー・ゲッツ・ウイスキー歴史博物館（Oscar Getz Museum of Whiskey History）に立ち寄ってください。
● ケンタッキー・バーボン・トレイル（Kentucky Bourbon Trail）には、メーカーズマーク（Maker's Mark）蒸留所があります。メーカーズマークのシンボルである赤いロウに、自分自身のボトルを浸すこともできます！
● チャーチルダウンズ（Churchill Downs）では、馬の豊かな歴史について学ぶことができます。ケンタッキーダービー博物館（Kentucky Derby Museum）では、素晴らしいインタラクティブな展示を楽しめます。
Cincinnati, Ohio
オハイオ州シンシナティ、略して「シンシー」までは、車で 2 時間ほどの距離です。ここでは、芸術文化が繁栄しており、素晴らしい料理、豊富な飲み物を体験することができます。バーボンから離れてひと息つきたいなら、シンシナティには、40 軒以上のビール醸造所があり、喉の渇きを癒してくれます。滞在中、有名なスカイラインチリ（Skyline Chili）や世界有数のシンシナティ動物園（Cincinnati Zoo）、この街を真に活気づけている 150 点を超える壁画は必見です。
宿泊施設：
● 厳密には対岸のケンタッキー州にありますが、シンシナティで最高のホテルとして評価されている、豪華なホテル・コビントン・シンシナティ・リバーフロント（Hotel Covington Cincinnati Riverfront）に滞在しましょう。
● リバーフロントで素晴らしい滞在をお望みなら、ライトル・パーク・ホテル・オートグラフ・コレクション（Lytle Park Hotel, Autograph Collection）がおすすめです。
おすすめのグルメ情報：
● 1855 年創業のフィンドレーマーケット（Findlay Market）は、アメリカで最も古い市場の 1 つで、昼時の食事に最適です。
● 1949 年の創業以来、家族で経営しているスカイラインチリ（Skyline Chili）では、シンシナティの本物の味を体験できます。家族秘伝レシピのチリをぜひ味わってください。チーズコニー（Cheese Coney）、あるいは名物の「3- ウェイ（3-Way）」がおすすめです。
● ロマンチックなキャンドルライトのディナーをご希望なら、ソット（Sotto）がおすすめです。ダウンタウン 6 番街の地下にあるこのレストランでは、地元の食材と自家製パスタを毎晩提供しています。
見どころ：
● ニューリフ蒸留所（New Riff Distillery）にある 18 メートルの銅製の蒸留器を見学し、都会的なバーボン蒸留の技術を味わってください。
● リバーバンク公園（Riverbank Park）を散策し、美しい川の風景を楽しむことができます。
● シーズン中なら、グレート・アメリカン・ボール・パーク（Great American Ball Park）で、シンシナティレッズのホームゲームを観戦しましょう。スタジアム内では、ポップコーンやチリドッグに爽快なビールを忘れずに手に入れましょう。
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