カリフォルニア州サンフランシスコのベーカービーチから見たゴールデンゲートブリッジ

心躍るアメリカ西海岸へのいざない

言葉だけでは伝えきれないアメリカ西海岸の美しさ

うららかな気候、どこまでも続く景色の良いハイウェイ、多様な自然の地形で知られる西海岸は、目にも楽しく、アウトドア愛好家にとっての憧れの地でもあります。雄大なアメリカ西海岸への冒険旅行を計画し、その魅力をご自身の目で確かめてみませんか。

アラスカ州からワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州にまたがる地域に、さらにハワイを加えたいわゆる西海岸では、基本的にどのような旅の望みも叶います。アメリカ屈指の美しいビーチから、グレイシャーベイ国立公園（Glacier Bay National Park）のような世界的に有名な公園まで、西海岸の自然の素晴らしさはまさに別格です。さらに、サンフランシスコ、シアトル、ポートランド、ロサンゼルスに見られる都市生活ならではの魅力もあり、たくさんのエキサイティングな経験が待っています。

カリフォルニア州ロサンゼルス

今回の旅のスタート地点となるのは南カリフォルニア（SoCal）、すなわち「天使の街（The City of Angels）」です。

ロサンゼルスといえば映画の街。それに、たくさんのセレブが住んでいることで知られています。さまざまな顔を持つこの街は、「個性的な人々」であふれています。その多くは、自分の夢を叶えるためにこの地域に集まってきた人々です。ハリウッドを除けば、ロサンゼルスは世界のアート界の中心的な存在となりました。また、スピリチュアルに興味がある人々や、より最近では IT 系スタートアップの聖地としても存在感を示しています。

宿泊施設：

おすすめのグルメ情報：

ベニス滞在中は、流行の先端を行くアボット・キニー・ブールバード（Abbot Kinney Boulevard）にある有名なジェリーナ（Gjelina）に立ち寄って食事をお楽しみください。
ウェストハリウッドのナイト＋マーケット（Night + Market）はおしゃれなカリフォルニアっ子たちで賑わいます。
ロサンゼルスに公式フードがあるとしたら、それはタコスでしょう。おいしいフィッシュタコスは、ロスフェリズ（Los Feliz）にあるリッキーズ・フィッシュ・タコス（Ricky’s Fish Tacos）で食べられます。

アクティビティ：

個性的な住人と自由な雰囲気で知られるベニスビーチ（Venice Beach）とサンタ・モニカ・ピア（Santa Monica Pier）は一見の価値があります。
ハリウッドにも足を運びましょう。そのハリウッドで見逃せないのがウォーク・オブ・フェイム（Walk of Fame）です。
都会でハイキングを楽しむなら、丘を登ってグリフィス天文台（Griffith Observatory）を目指します。ここからかの有名なハリウッドの看板が見えます。
映画ファンには、パラマウント・ピクチャーズ・スタジオ・ツアー（Paramount Pictures Studio Tour）への参加がおすすめです。

カリフォルニア州サンフランシスコ

サンフランシスコ国際空港（San Francisco International Airport）（SFO）に降り立ったら、世界的に有名な街サンフランシスコの旅が始まります。

ケーブルカーに乗って、サンフランシスコの屋外の定番の観光スポットを巡りましょう。出かけるときは薄手のジャケットをお忘れなく。ベイエリア（Bay Area）では 1 年中必需品です。かの有名なケーブルカーは国定歴史建造物に指定されています。そのケーブルカーで丘を登ると、フィッシャーマンズワーフ（Fisherman’s Wharf）やアラモスクエア（Alamo Square）が見えてきます。アシカの姿を見に行ったり、アメリカの懐かしのテレビドラマ『フルハウス（Full House）』の舞台となった「ペインテッドレディース（Painted Ladies）」を見学したりしましょう。ケーブルカーは、チャイナタウン（Chinatown）、ノースビーチ（North Beach）、ノブヒル（Nob Hill）、プレシディオ（Presidio）といったサンフランシスコの歴史上重要な地区にも停まります。街のシンボルであるゴールデンゲートブリッジにもぜひ足を運びましょう。他にも絶対訪れたい地区があります。まずは、カストロ地区。ここは 1970 年代に同性愛者の人権運動の中心地となった場所です。次に、ヒッピーの聖地ヘイトアシュベリー地区。1967 年の「サマー・オブ・ラブ（Summer of Love）」はここで巻き起こりました。そして、ラテンのルーツを感じさせるおしゃれなミッション地区です。

市内をひととおり観光したら、車を借りて 18 キロメートル北にあるミューアウッズ国定公園（Muir Woods National Monument）に行ってみましょう。この公園はセコイアの森とも呼ばれており、地球上で最も古い原生林の 1 つです。最後に、街を離れるときはナパバレー（Napa Valley）に立ち寄り 1 日滞在し、世界に誇るワインの試飲をお楽しみください。

宿泊施設：

おすすめのグルメ情報：

サンフランシスコのおしゃれなミッション地区に繰り出し、クラシックなシアター風の内装が印象的なフォーリンシネマ（Foreign Cinema）で食事をお楽しみください。
サンフランシスコ名物のクラムチャウダーとサワーブレッドは、フィッシャーマンズワーフ界隈でとてもよく見かけます。特に評判が良くおすすめなのは、ニックズライトハウス（Nick’s Lighthouse）です。
ブリトーはサンフランシスコで人気の食べ物です。カストロ地区にあるエルカスティーリョ（El Castillito）のブリトーをお試しください。
甘党の方におすすめしたいのが、ギラデリスクエア（Ghirardelli Square）の甘いチョコレートです。

見どころ：

テレグラフヒル地区にある高さ 64 メートルのコイトタワー（Coit Tower）からは、街と湾を一望できます。
市内東部の海沿いにあるエンバカデロ（The Embarcadero）は、マーケットがあり、景色がよく、散策に最適。アルカトラズ島（Alcatraz）行きのフェリーもここから出ています。
ゴールデン・ゲート・パーク（Golden Gate Park）を散策しましょう。4 平方キロメートル以上の広さを持つこの公園には、日本庭園や植物園のほか、カリフォルニア科学アカデミー（California Academy of Sciences）、デ・ヤング美術館（De Young Museum）があり、バッファローの姿を見ることもできます。

ハワイ

アメリカ西海岸を巡る旅の途中で訪れるハワイでは、アメリカが誇るもう 1 つの美しい自然環境を体験できます。

南国らしい温暖な気候と公共ビーチの多さが特徴のハワイは、数週間のドライブ旅行の後に骨休めをするのにぴったりの場所です。ただし、くつろぎすぎるのも考えもの。ビッグアイランド（Big Island）という愛称を持つハワイ最大の島では、ハイキング、サーフィン、火山の見学に出かけましょう。

宿泊施設：

おすすめのグルメ情報：

マウイ島（Maui）のザ・ミル・ハウス（The Mill House）は農場内のレストランです。南国のプランテーションで豪華な食事を楽しめます。
エセルズグリル（Ethel’s Grill）では懐かしい味を楽しめます。料理には、店の名前の由来となった、日本、沖縄、メキシコ、ハワイにルーツを持つ一家の歴史が反映されています。
島の伝統料理を味わえるのは、ホノルルのヘレナズ・ハワイアン・フード（Helena’s Hawaiian Food）です。

アクティビティ：

ハワイ島への小旅行では、コナのビーチからスタートすることをおすすめします。
次はケアラケクア湾（Kealakekua Bay）を訪れて、シュノーケリングで巨大な珊瑚礁を覗いてみましょう。
ハワイ火山国立公園（Hawaii Volcanoes National Park）では、火山の間を縫ってハイキングができます。

オレゴン州ポートランド

飛行機でサンフランシスコに戻ったら、レンタカーを借りて出発しましょう。長距離ドライブにはなりますが、サンフランシスコとポートランドの間のロードトリップは、特に美しいルートだという声も聞こえてきます。

この機会に、太平洋岸北西部の大自然を満喫しましょう。ポートランドに到着すると、何というか、ちょっと変わったものが待っています。「ポートランドよ、変であれ（Keep Portland Weird）」が町の合い言葉であるだけに、人々は皆全力で「変」であろうとしているのです。もちろん、よい意味で。市内観光は、地元の人のように自転車を利用しましょう。その際は、ライブ音楽、クラフトビール、ドーナツという、ポートランドをポートランドたらしめる 3 つの魅力を存分に満喫してください。

宿泊施設：

おすすめのグルメ情報：

先ほど少しドーナツに触れましたが、決して誇張したわけではありません。ブードゥードーナツ（Voodoo Doughnut）に行ってみてください。バブルガムやベーコンをはじめ、一風変わった味のドーナツが売られています。
ポートランドでタイ料理といえばポクポク（Pok Pok）。市内の数ヵ所に支店があります。
ダウンタウンのアート地区にあるボリウッドシアター（Bollywood Theater）では、おいしいインド料理を味わえます。

アクティビティ：

有名なパウエルズ・シティー・オブ・ブックス（Powell’s City of Books）を訪れて、世界最大の独立系書店を自分の目で見てみましょう。
100 年前に建設されたスティールブリッジ（Steel Bridge）は北アメリカで 2 番目に古い昇開橋です。
フォレストパーク（Forest Park）は、アメリカ国内有数の規模を誇る都会の森林です。広大な景色と果てしなく続く緑の牧草地があります。
自転車で街を巡るなら、ペダル・バイク・ツアーズ（Pedal Bike Tours）をご利用ください。
フッド山（Mount Hood）では、キャンプやハイキングだけでなく、スキーをほぼ 1 年中楽しめます。

ワシントン州シアトル

ワシントン州を北上し、「エメラルドシティ（Emerald City）」と呼ばれるシアトルを目指します。

州最大の都市はピュージェット湾（Puget Sound）に面しています。その周囲は海、山、常緑樹の森に囲まれ、いかにも太平洋沿岸北西部らしい風景が広がっています。複数の主要な IT 企業や、おそらく世界一有名なコーヒーチェーンのスターバックス（Starbucks）がシアトルに本社を置いています。商業のみならず、豊富な文化、自然、娯楽にも恵まれています。

宿泊施設：

おすすめのグルメ情報：

パイク・プレイス・マーケット（Pike Place Market）では 1 日中楽しく過ごすことができます。食事ができる店も多数集まっています。さらに、農産物の直売所で食料品を購入したり、地元の職人手作りのおみやげ物を見繕ったりすることもできます。
キャピトルヒル地区にあるステートサイド（Stateside）では、ベトナム風フュージョン料理をお試しください。
高級イタリア料理なら、パイオニアスクエア（Pioneer Square）にあるビサト（Bisato）がおすすめです。
スターバックスはあちこちで見かけますが、この店舗は異彩を放っています。スターバックス・リザーブ・ロースタリー（Starbucks Reserve Roastery）で 1 杯のコーヒーを味わい、このブランドのコーヒーの入れ方、豆の焙煎の仕方、画期的な工程を覗いてみましょう。

アクティビティ：

雨が降っても、心配無用。ミュージアム・オブ・ポップ・カルチャー（Museum of Pop Culture）、シアトル美術館（Seattle Art Museum）、ツアーで見学できる地下都市を筆頭に、屋内施設がたくさんあります。
街のシンボルであるスペースニードルでは、約 160 メートルの高さから市内を一望できます。
車とフェリーを乗り継いでサンフアン諸島（San Juan Islands）に足を延ばしてみませんか。島では、カヤック、ハイキング、サイクリングといったアクティビティを楽しめます。クジラの姿も探してみましょう。

アラスカ州

アラスカ州は、面積はアメリカ最大、人口はアメリカで 3 番目に少ない州です。

アラスカ州には世界でもトップクラスの美しさを誇る大自然が広がっています。氷河、山、そして運が良ければクジラに出会えることも。アラスカ州の先住民は 1 万年以上も前からこの地方に住んでおり、彼らの文化は現代のアラスカ州に今もなお多大なる影響を与えています。

宿泊施設：

おすすめのグルメ情報：

タラバガニはアラスカ州の地元の人に大人気です。ジュノーのトレーシーズ・キング・クラブ・シャック（Tracy’s King Crab Shack）ではおいしいタラバガニを堪能できます。
アンカレッジのサイモン＆シーフォーツ（Simon & Seafort’s）では、もう 1 つの地元の名物、ハリバットを味わえます。
ヤクのバーガーを食べたことはありますか？食べるなら今です。アンカレッジまたはデナリ（Denali）の 49th ストリート・ブルワリー（49th Street Brewery）に向かいましょう。

アクティビティ：