ウィラメットバレー
豊かな自然に恵まれたオレゴン・ワイン・カントリー

職人が作ったワイン、ビール、食品
ウィラメットバレーの肥沃な土壌の恩恵にあずかっているのはワイン用のブドウだけではありません。この同じ土壌から、食事に豊かな風味を添える食材も生まれています。地元で生産されたホップは、この地域やオレゴン州の地ビール醸造所で使用されています。アグラリアンエールズ(Agrarian Ales)では敷地内でホップを栽培しており、農地直送スタイルを実現しています。ウィラメットバレーには、この地を原産とする 4 種類の白トリュフと黒トリュフがあり、毎年トリュフをテーマにしたオレゴン・トリュフ・フェスティバル(Oregon Truffle Festival)が開催されています。ジョエル・パーマー・ハウス・レストラン(Joel Palmer House Restaurant)のディナーでは、トリュフと自然の中で採取したキノコ類を使った料理を味わうことができます。シェフのクリス・クザルネッキは自分で集めたキノコを料理に幅広く取り入れています。地元のファーマーズマーケットにはエコバッグを持っていき、新鮮な農作物、ハーブ、肉類をたくさん買い込みましょう。直接農場を訪れて、みずみずしい農作物を見学することもできます。
アウトドアを満喫
東にはカスケード山脈(Cascade Mountains)と接するウィラメット川があり、西にはオレゴンコースト山脈(Oregon Coast Range)があるウィラメットバレーに住む人々は、屋外で過ごすのが大好き。滝が多く、56 キロメートルにおよぶバックカントリートレイルがあるシルバーフォールズ州立公園(Silver Falls State Park)を訪れてみましょう。ウィラメット・リバー・ウォーター・トレイル(Willamette River Water Trail)ではカヌー、カヤック、ゴムボートを楽しめます。全長 215 キロメートルのウィラメット・バレー・シーニック・バイクウェイ(Willamette Valley Scenic Bikeway)にはホップ農園、ワイナリー、小さな町が点在しています。全行程を走破するのが難しければ、その一部区間だけでも走ってみてください。ほかにも、スキーやスノーボードが楽しいウィラメットパス(Willamette Pass)、高さ 1,250 メートルの頂上へのハイキングに挑戦できるメアリーズピーク(Marys Peak)、数十種類の鳥たちに出会えるウィラメット・バレー・バーディング・トレイル(Willamette Valley Birding Trail)、鬱蒼とした森の中を自転車で走れるヒストリックシャンプーイ州立公園(Historic Champoeg State Park)などの自然の見どころを訪れてみましょう。また、熱気球に乗ってのんびりしながら素晴らしい眺めを楽しむこともできます。秋または春に訪れると、夕日に染まる木々やワイルドフラワーが一面に咲く花畑の美しい景色が目を楽しませてくれます。

おもしろ情報

『ワインエンスージアスト(Wine Enthusiast)』誌は、ウィラメットバレーを 2016 年のワイン・リージョン・オブ・ザ・イヤー(Wine Region of the Year)に選出しています。ウィラメットバレーには 500 を超えるワイナリーがあり、特にピノノワールの生産でその名が知られることとなりました。
写真提供:Andrea Johnson

ユージーンのすぐ東側に位置するスプリングフィールドの町は、長寿アニメ『ザ・シンプソンズ(The Simpsons)』に登場する同じ名前の街からインスピレーションを受けています。
写真提供:Thomas Moser

映画の熱狂的なファンにとっては、ウィラメットバレーといえば『アニマルハウス(Animal House)』、『スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)』、『カッコーの巣の上で(One Flew Over the Cuckoo’s Nest)』のロケ地としてなじみ深いでしょう。
写真提供:Ben Schorzman/City of Eugene
必見スポット





メアリーズピーク


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