毎年 8 月初旬に開催されているサンノゼ・ジャズ・サマー・フェスト(San Jose Jazz Summer Fest)は、1990 年に約 10,000 人が参加するささやかなイベントとして始まりました。以降、アメリカ最大の無料のジャズフェスティバルへと成長し、今やサンフランシスコから南に 1 時間弱のカリフォルニア州サンノゼの中心に複数のステージが設けられるほど大規模になりました。西海岸のフュージョンとファンクから、最先端のフリー・フォーム・ジャズまで幅広いジャンルの音楽が楽しめる上、傍らでスイングのレッスンを受けることもできます。フェスティバルの会場は、伝統的なステーキとイタリア料理で知られ、高評価を得ているオリジナルジョーズ(Original Joe’s)や、地元産のシーフードをカジュアルな雰囲気の中で提供するザ・シティ・フィッシュ(The City Fish)などがある市内のレストラン街の周辺に集まっています。
テキサス州ヒューストンのトップクラスのジャズジョイント、セザンヌ(Cezanne)では、おしゃべりは控えて聞くことに徹しましょう。ここで演奏するのは地元のアーティストから世界で活躍するミュージシャンまで多岐にわたります。1 階にはブラック・ラブラドール・パブ(Black Labrador pub)もあり、昔ながらの料理が楽しめます。昼間は、近くにあるバッファローソルジャーズ国立博物館(Buffalo Soldiers National Museum)で、軍事衝突で闘ったアフリカ系アメリカ人について知識を深めてみてはいかがでしょうか。チョウの生息する自然環境の中を歩くことができるヒューストン自然科学博物館(Houston Museum of Natural Science)と付設のコックレル・バタフライ・センター(Cockrell Butterfly Center)もおすすめです。
ニューヨーク州クイーンズにあるルイ・アームストロングの家は、伝説のトランペット奏者の妻、ルシールが市に寄贈してから少しも色あせていません。ルイ・アームストロングの家(Louis Armstrong House)は 1988 年にニューヨーク市歴史建造物となり、国家歴史登録財に指定されています。現在この博物館には、数々の録音、写真、楽器、手紙、アート作品が展示されています。博物館を鑑賞した後は、リンコンクリオロ(Rincon Criollo)でローストポークやタラのフリッターといったプエルトリコの伝統料理を味わいましょう。かつて万国博覧会のパビリオンを賑わせた450 点以上の展示を誇るニューヨーク科学館(New York Hall of Science)もぜひ訪れてみましょう。