バージニア州のナチュラルトンネル

線路は現在も使われており、時折鉄道がトンネル付近の見学デッキへ続く小道を横断するので、信号に注意しましょう。通常、線路に最も近づけるスポットは見学デッキですが、鉄道の日（Railroad Day）は例外です。鉄道の日には、鉄道が運休になるため、公園を訪れた人たちは洞窟の中を歩くことができます。公園が管理する照明の下、線路の上を直接歩きます。トンネルの最後まで行くと、そこには光が見えてきます。

トンネル見学者用の駐車場は、渓谷の上のビジターセンターにあります。数十メートルを一気に降下するスイッチバックのトレイルを利用すれば、トンネルまで歩いて下ることができます。行きは約 20 分間の下り、帰りは 30 分間の登りです。トレイルはよく整備されていますが、歩くのは楽ではありません。この他に、通常の時間内であればスキーリフトを利用することもできます。リフトの駅からトンネルまでは遊歩道で簡単にアクセスできます。クリスマスシーズンには、リフト周辺のエリアがライトディスプレイで飾られます。

この公園には他にも魅力的なハイキングトレイルやピクニックスポット、キャンプ場があり、近くのウィルダネストレイル（Wilderness Trail）の監視に使われた 19 世紀の小要塞風の建物も復元されています。また、公園ではデビルズバスタブ（Devils Bathtub）へのガイド付きハイキングや、クリンチ川（Clinch River）でのカヌーイベントも時々実施されますので、イベント情報も忘れずチェックしましょう。

旅行サイト『アトラスオブスキュラ』（Atlas Obscura）に掲載された書き下ろし記事です。