ライブ会場ガイド：お気に入りのアーティストに会える場所 10 選

ダンスファンにとって夜の我が家と呼べる場所が、どんな街にもあります。そんなスポットをご紹介しましょう。ぜひ覗いてみてください。

素晴らしい舞台装置が自慢の 3 つのフロア。独立したミュージックルームが 5 つあり、それぞれにバーを備えています。映像を投影できるウォーターウォールや、最先端の音響照明システムも完備。サンフランシスコのベイエリアの中で、1015 フォルソム（1015 Folsom）が EDM、すなわちエレクトロニック・ダンス・ミュージックのハイライトであるのは間違いありません。これまで登場したアーティストは、トリッピー・タートル、アリソン・ワンダーランド、ポール・オークンフォールド、ダダ・ライフなどですが、ヒップホップのアーティストもキャッチできるほか、ラテン系にフォーカスしたプーラナイトクラブ（Pura Nightclub）が毎週開催されています。

クリーブランドのウェアハウス地区にあるバーリーハウス（Barley House）には、2 つの顔があります。昼間はカジュアルレストラン。大画面テレビを 20 台以上完備しています。ハッピーアワーの特別料金があり、注ぎたてのクラフトビールが 20 種類も用意されています。美味しいお料理と一緒にお楽しみください。夜には DJ が登場し、VIP 座席の整ったナイトクラブに様変わりします。バーリーハウスは、オハイオ州で初めて、アメリカ国内のランキング調査で「ナイトクラブ & バートップ 100」入りするという快挙を成し遂げました。

テンプル（Temple）は、すべての EDM ファンが注目すべきナイトクラブでしょう。デンバーにある 3 階建てのこの施設では、深みのある低音を響かせる Funktion-One のサウンドシステムと、床や天井を覆う 50,000 もの LED 電球とで、臨場感あふれるエンターテインメント体験を生み出しています。ハウスミュージックやテクノからトランス系まで、テンプルのラインナップが場を盛り上げないことはありません。

ニューヨーク市のブロックまるまる一区画分にわたるアヴァンガードナー（Avant Gardner）は、ブルックリンで 2 番目に大きなエンターテイメント会場です。この革新的な屋内/屋外型施設は、カジュアルなものからアイコニックなパフォーマンスまで、さまざまなオプションが可能なイベントスペースを備えています。ここのブルックリンミラージュ（Brooklyn Mirage）会場は 5 月から 10 月までオープンしており、60 メートルもの LED ウォールが有名です。世界中のトップ DJ が定期的にパフォーマンスを行っています。

あちこち動き回ること、遮るもののない眺め、驚くようなライトショー、ダダ・ライフやエリック・プライズ、ディプロのようなトップ DJ。ここに挙げたものがお好きなら、エコーステージ（Echostage）はワシントン D.C.で見逃せないスポットです。エコーステージは、DJ マガジン誌が選ぶ世界のトップ 100 のクラブの常連です。このクラブを、ナイトライフの予定に是非加えてみてください。

歴史があって、眺めが良くて、伝説に残る。ビッグネームのパフォーマンスと大勢の観客のために創られた、素晴らしい野外のライブ会場を 5 つ厳選しました。美しい旅先に、求めているものが待っています。

ワシントン州を流れるコロンビア川（Columbia River）の絵のような眺めが、シアトルから東に約 2 時間半の、この大型ライブ会場の背景となっています。息を呑むほど美しい会場で、トップパフォーマーを招いた大型ミュージックフェスティバルが開催されます。EDM ファンの方には、6 月のビヨンド・ワンダーランド・フェスティバル（Beyond Wonderland Festival）や 8 月のベース・キャニオン・フェスティバル（Bass Canyon Festival）がおすすめ。どちらもここゴージで開催されます。

ハリウッドボウル（Hollywood Bowl）は1922　年のオープン以来、ビートルズからプリンス、カニエ・ウェストまで、あらゆるパフォーマーをフィーチャーしてきました。有名なハリウッドサインを背景にして、周囲の丘が織りなす天然の「ボウル（鉢）」にたたずむハリウッドボウル（Hollywood Bowl）。年間を通して一流の EDM を聴くことができる、ロサンゼルスのシンボルです。コンサートの前にちょっと時間があったら、ハリウッド・ボウル・ミュージアム（Hollywood Bowl Museum）も覗いてみましょう。ピクニックエリアが 14、さらに、さまざまなレストランもあります。

シカゴのミレニアムパーク（Millennium Park）では、ジェイ・プリツカー・パビリオン（Jay Pritzker Pavilion）が必見。まさに芸術作品です。ステンレスをリボンのように結んだヘッドドレスと、カーブを描くスチールパイプ。世界的に有名な建築家フランク・ゲーリーによって設計されました。夏季には週 2 回の無料コンサートシリーズが開催され、大勢の観客が集います。ロックからジャズ、EDM まで、あらゆる音楽スタイルのアーティストを堪能できます。ロケーションに関して言えば、プリツカーパビリオンにまさる場所はありません。すぐそばには、シカゴのダウンタウンがあり、有名な観光スポットを数多く見られます。シカゴ美術館（Art Institute of Chicago）、ウィリスタワー（Willis Tower）、「ザ・ビーン（The Bean）」の愛称で知られる「クラウドゲート（Cloud Gate）」などに足を運んでみてはいかがでしょうか。

レッドロッックス（Red Rocks）は、はずせないライブ会場。世界中で、常に高く評価されています。コロラド州の古代の赤い砂岩の地層に作られているこの会場は、世界で唯一自然が造形した、音響的に完璧な野外劇場として知られています。エレクトロニックミュージックに夢中なら、デッドマウス、STS9、チャミ、カイゴ、それにグローバル・ダブ・フェスティバル（Global Dub Festival）を要チェック。この名高い会場では、あらゆるジャンルが楽しめます。星空の下で開催される夏のコンサートシリーズ、岩の上でヨガを体験できるヨガ・オン・ザ・ロックス（Yoga on the Rocks）、コロラド音楽の殿堂（Colorado Music Hall of Fame）、周辺の公園のハイキングコースを歩いてみるのもおすすめです。

冬になると、ワサッチ山脈に抱かれて最高のスキーを楽しめるディアバレー。雪を愛する人たちの楽園です。夏であれば、ハイキングやマウンテンバイク体験、パークシティのスノーパーク野外劇場（Snow Park Amphitheater）での野外コンサートが人気です。この会場では、いろいろなサマーコンサートも開催。ディアバレー・コンサート・シリーズ（Deer Valley Concert Series）、ユタ交響楽団とディアバレー音楽祭（Utah Symphony and the Deer Valley Music Festival）など、EDM からロックやブルーグラスまで、あらゆるジャンルを聴くことができます。