テネシー州ノックスビル：都会から自然まで

試食コーナーでビスケットをいくつか試した後、私たちは、広場周辺にあるカフェからその活気を眺めることにしました。 マーケットスクエア（Market Square）は、かつて地元の農家が作物を商う市場でした。 現在ここでは、アートフェスティバルやミュージックフェスティバルが 1 年を通して開催され、地元産の農産物を販売する市場が毎週立ちます。

その後、ゲイストリート（Gay Street）をそぞろ歩いてブティックを見て回り、それから極上の寿司を味わいました。 ゲイストリートは、テネシー州立の荘厳なテネシー劇場（Tennessee Theatre）や、親しみやすい雰囲気とすぐれた音響で有名なビジュー劇場（Bijou Theatre）をはじめ、歴史豊かで美しい劇場が多く集まるノックスビルの劇場街としても知られています。 ゲイストリートでは、1 年を通して多くのアーティストがパフォーマンスを繰り広げているため、いつ訪れても見る価値の高いエリアです。 一日の終わりには、マーケットスクエア周辺の一軒のバーでビールを味わいました。

翌朝、私たちは早起きして、車でイジャムズ・ネイチャー・センター（Ijams Nature Center）に行きました。このセンターは、ダウンタウンからほんの 5 キロの距離にある、敷地面積 404 ヘクタールを超える都会の自然公園です。 

ミーズ・クアリー（Mead’s Quarry）で、私たちはカヤックとパドルボードを借り、絶壁と濃緑の森を横に眺めながら漕ぎました。 岸辺からはさまざまな鳥の鳴き声が聞こえました。特に春と秋には、この一帯を渡る鳥たちの多彩な歌声が聞けることでしょう。 このエリアはまた、ハイキングの絶好のスタート地点でもあります。公園には、森を抜け、湖のほとりを歩き、苔むす崖を越える 19 キロのハイキングコースが設けられています。   

湖を満喫した後は、マウンテンバイクを借りて、近くの森に設けられた初心者にも熟練者にも適したトレイルでサイクリングを楽しみました。 ノックスビル周辺には、アウトドアアクティビティが豊富に揃っていて、年齢に関係なく誰もが楽しめます。私たちは、次に来たときはテネシー川（Tennessee River）でカヤックをしようと、すでに計画を立て始めています。

滞在最終日は、この町の興味深い歴史を探訪して一日を過ごしました。 1786 年に最初の入植が行われた際には、大部分が簡素な丸太小屋の集落であったノックスビルは、みるみるうちにテネシー州最初の州都へと成長していきました。 町には異なる年代に建設された歴史的な住宅が 6 軒残っており、見学することができます。

私たちはまずジェームズ・ホワイツ・フォート（James White’s Fort）を訪れました。この住宅は、1780 年代初期にこの地にやってきて、町を建設した人物の名前にちなんで名付けられています。 簡素な丸太小屋の周囲には砦があり、別の建物では鍛冶や糸紡ぎのデモンストレーションを見学することができます。 また、風格あるメイブリー・ヘーゼン邸（Mabry-Hazen House）も訪れました。アメリカ南北戦争の時代に建てられたビクトリア様式のこの邸宅では、かつての住人たちの生活様式を垣間見ることができます。 

ノックスビルには見どころが多く、美しい自然の中でさまざまなアウトドアアクティビティを楽しむことができるほか、歴史や都会的な雰囲気を味わえる観光スポットもふんだんにあります。 またすぐに戻ってくると思います。