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- イリノイ州
皆の憧れ「ルート66」。
その歴史情緒溢れた道上の数々のスポットにたくさんの旅人が訪れます。ここはまさに「マザーロードが始まる場所」。古き良きアメリカのロードトリップがしたくなり、シカゴからスプリングフィールドまでイリノイ州のシーニックバイウェイルート66をたどってみました。
ジョリエット市とオデル市で古風なルート66を体験
最初のストップ、ジョリエット博物館では、ルート66の歴史を深く学ぶことができました。ここではこのエリアに居住した人々の歴史も学ぶことができます。また、展示品の中には「ブルースブラザーズ」の実物代の像もあり、その映画のシーンのいくつかがジョリエットで撮影されたことが思いだされました。
ルート66上にぼつんと立つ、オデル市のスタンダードオイルガソリンスタンドにも寄ってみました。この写真映えする歴史情緒溢れたガソリンスタンドの博物館を見ていると、真っ赤なクラシックカーが走ってきて目の前に止まりました。ここでクラシックカーに遭遇するなんて、なんたる偶然!まるで当時にタイムトラベルしたような気分になった私でした。ルート66の気分倍増で次のスポットへ!
ポンティアック市でのマザーロードストーリー
次のストップ地点はポンティアック市。ここにあるルート66ホールオブフェイム博物館は当時のメモラビリアで溢れています。博物館の外には、ルート66で人生の半分以上を過ごしたボブ•ワルドミア氏のバンが置かれていました。「結婚かルート66、僕はルート66を選んだ」と言って、そのバンの中で絵を売りながら、ルート66上で40年間生活をしたそんな彼にとって、ルート66はまさに彼の人生そのものでした。
市長を始め街中の人がフレンドリーで心暖かく、とても心地がよかったルート66の街、ポンティアック。ここにあるポンティアッククラシックカー博物館が寛大にも貸してくれた、1935年製の真っ黒なポンティアックに乗ってルート66を走り、何とも言えない気分に浸る私でした。
アトランタ市の地元カフェと変わった像
小さな可愛らしい街アトランタ市で絶対寄りたいのが、1934年にオープンした歴史深いパームスグリルカフェです。ここの目玉商品、人気のホームメードパイは絶対おすすめ!歴史ある「ブループレートスペシャル」も大変美味しかったです。
パームスグリルカフェの道を挟んだ反対側に立っているのは、イリノイ州で4つの巨大像のひとつ、ホットドッグを持って立つ「バニョン•ジャイアント」。あまりの巨大さが面白いので、写真を取りまくってしまいました。
スプリングフィールド市で米大統領のレガシーを体感
旅の最終地のスプリングフィールドは、まさに「リンカーンの土地」でした。近所一角がそのまま残されているリンカーンの家や、お墓を訪れてみました。リンカーンの墓では、訪問客が幸運を願って彼の銅像の鼻をこすっていきます。こすられすぎて色褪せしてしまったリンカーンの鼻を、私もこすってみました。
またルート66上では、国際ルート66マザーロードフェスティバルやバーウィンルート66カーショーなど、様々なイベントが一年中を通して楽しめます。
このロードトリップではルート66上のいろいろな街と人々を知ることができました。共通していたのは、どこの街でもルート66のその歴史をとても誇りに思っていて、大切にしている、ということ。皆が大きい家族のように一丸となって、旅人に最高の思い出を与えようとしています。一生の思い出になる旅でした。
