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ニュージャージー州南部ののどかな風景と歴史ある小さな町は、アメリカ北東部で過ごすバケーションの目的地の中で穴場スポットになっています。
この地域は、植民地時代の歴史だけではなく、豊かな芸術遺産と盛んなワイナリーシーンが自慢です。ペンシルベニア州のフィラデルフィアやデラウェア州のウィルミントンといった豊かな文化が息づく都市から車で 1 時間余りの距離にあるので、歴史をテーマにした休暇で中部大西洋沿岸地域を訪れるなら、ニュージャージー州南部は旅程に適した場所と言えるかもしれません。ハドンフィールド、ハモントン、メドフォードなどの魅力的な町を巡り、静かな通りや風光明媚な場所を探索しましょう。独立戦争の戦場跡、高い評価を受けているブドウ園、何世紀も続く製鉄所など、どこを巡るにしても、ニュージャージー州南部には驚くような発見があることは間違いありません。
地元産ワインをじっくり味わいましょう
ニュージャージー州南部に広がるアウター・コスタル・プレーン AVA（Outer Coastal Plain American Viticultural Area）の砂質土壌は、ワイン用ブドウの一部の品種を栽培するのに適しています。この地域には 30 ヵ所以上のブドウ園があるので、わざわざ遠くまで高品質の地元産ワインを探しに行く必要はありません。ハモントンでは、シャロットワイナリー（Sharrott Winery）のパノラマビューを眺めながら、小皿料理とともにワインテイスティングをのんびり楽しみましょう。ライブミュージックやコメディナイトも開催されます。トマセロワイナリー（Tomasello Winery）のブドウ畑を訪れ、シードルやクリームリキュール、クラシックワインを試飲するのもおすすめです。テイスティングルームでシャークータリーやタパスを楽しむこともできます。この家族経営のワイナリーは、歴史あるスミスビルのダウンタウンをはじめ、ニュージャージー州南部の各地でテイスティングルーム体験を提供しています。あえてパイルスグローブのオーバーン・ロード・ヴィンヤーズ（Auburn Road Vineyards）まで足をのばして、ヨーロッパスタイルのブドウ園を見学し、ジ・エノテカ（The Enoteca）の味覚を味わいましょう。このワインバーでは、ジェラートやコーヒー、薪焼きピザ、厳選されたワインリストを提供しています。ワイン愛好家なら、マリカヒルにあるウィリアム・ヘリテージ・ワイナリー（William Heritage Winery）の家族経営のブドウ園を探索してみたいと思うでしょう。サステナブルな栽培方法に重点を置くこのワイナリーは、ハドンフィールドのダウンタウンに居心地の良いテイスティングルームを構えています。
パイルスグローブのオーバーン・ロード・ヴィンヤーズで美味しい食事に乾杯
史跡でタイムスリップ
ニュージャージー州南部の史跡や名所を探索して、アメリカ合衆国の誕生においてこの地域が果たした役割を発見しましょう。ウォートン州立森林公園（Wharton State Forest）内には、1700 年代のガラスと鉄の町、バッツトビレッジ（Batsto Village）があり、鍛冶屋、製粉所、雑貨店、イタリア風バッツト邸宅（Italianate Batsto Mansion）があります。ネイチャーセンター（Nature Center）から美しい景色を眺めた後は、森林へ向かい、バッツト湖（Lake Batsto）周辺のハイキング、マウンテンバイク、パインランズ（Pinelands）を通る乗馬を楽しみましょう。ハドンフィールドにあるインディアン・キング・タバーン・ミュージアム（Indian King Tavern Museum）は、歴史好きにとって見どころが満載です。この植民地時代の酒場は、1777 年のニュージャージー州制定に貢献しました。ガイド付きツアーでは、オリジナルの家具や、独立戦争当時のニュージャージー州南部の社会や政治の情勢を紹介しています。独立戦争中のハンコックハウス虐殺事件の現場となったクエーカー教徒の家、ハンコックハウス史跡（Hancock House Historic Site）へもぜひ立ち寄ってみてください。ペンズビルにあるフォートモット州立公園（Fort Mott State Park）では、米西戦争中にデラウェア川を守るために建設された 3 つの要塞からなる沿岸防衛システムの敷地を散策することができます。この史跡では、川沿いの自然遊歩道や軍事技術に関する展示を楽しみながら午後のひとときを過ごすことができます。
ウォートン州立森林公園内のバッツトビレッジにある素朴なレンガの建造物
ニュージャージー州南部の思いもよらない名所
定番の見どころ以外の場所に出かけてみませんか？パイルスグローブでは、5 月から 9 月までの毎週土曜日に、アメリカ国内で最も長く続いているロデオが開催されます。カウタウンロデオ（Cowtown Rodeo）は 1929 年に始まったようですが、今日では、バレルレースなど、アドレナリンがほとばしるブルライディングが行われます。この地域が誇るガラス製造の豊かな遺産は、いくつかのユニークな会場に息づいています。グラスボロにあるヘリテージガラス博物館（Heritage Glass Museum）では、歴史的な作品の素晴らしいコレクションが展示されています。また、ミルビルのウィートン芸術文化センター（Wheaton Arts and Cultural Center）には、アメリカンガラス博物館（Museum of American Glass）とダウン・ジャージー・フォークライフ・センター（Down Jersey Folklife Center）の両方が入っています。来訪者は、何世紀にもわたる職人のガラス細工を鑑賞し、週末のワークショップでガラス工芸に挑戦することもできます。シューエルでの原始時代の体験に備えて心の準備をしましょう。エデルマン化石公園 & ローワン大学博物館（Edelman Fossil Park & Museum of Rowan University）では、実物大の恐竜の像、保存された化石、そして自分自身で古代の発見物を発掘する機会など、先史時代の楽しみを満喫することができます。
エデルマン化石公園の化石発掘ツアーで見つけるわくわくするような掘り出し物
アクセス方法
ペンシルベニア州のフィラデルフィア国際空港（PHL）に空路で移動し、少し車を走らせてデラウェア川を渡ると、ニュージャージー州南部地域に到着します。ニューアークリバティー国際空港（EWR）からは少し離れていますが、それでも十分にアクセスできる距離です。選択した空港に到着したら、レンタカーまたは RV 車を借りて探索の始まりです。
