ロックフォードにある牧歌的庭園、エキサイティングなハーレーと恐竜

まず初めにすばらしいアンダーソン日本庭園（Anderson Japanese Gardens）を訪問しましょう。 億万長者のジョン・R. アンダーソンは、ポートランド日本庭園（Portland Japanese Garden）に魅せられて、1970 年代後半に、この庭園の造営に関わった日本庭園造園家の栗栖宝一に、自分の所有する地所に同じような庭園を作るよう依頼しました。 現在は一般に公開されていますが、その出来栄えはまさに壮観という他ありません。 多くの木々に囲まれた小道に沿って散策すると、どこか別世界へと運ばれたような気持ちになります。数寄屋造りの茶室の風情を味わったり、「リフレクションの庭」で静かに瞑想してみてはいかがでしょうか。

次はとにかくリラックスできる場所に立ち寄りました。ニコラス・コンサーバトリー・アンド・ガーデンズ（Nicholas Conservatory & Gardens）は、まさにアメリカ中西部に熱帯を運んできたようなところです。 マンゴーはどんな風に育つのか、チョコレートバーになる前のカカオはどんな木なのかを観察するのはとても楽しいものです。 また、壮大なガラス張りの温室の内外に展示されている質の高いパブリックアートを見て回るのも気に入りました。 ニコラス・コンサーバトリー・アンド・ガーデンズは、ロック川の川岸に面した場所にあります。ロックリバーレクリエーションパス（Rock River Rec Path）にも近いため、一日で両方を訪ねる計画にするとよいでしょう。

驚くべき自然や文化に触れた後は、スピードを求める本能的欲求が出てくるかも知れません。それならば、もう一つの人気アトラクションであるケーゲル・ハーレーダビッドソン（Kegel Harley-Davidson）に向かいましょう。ここは世界で最も古い、家族経営のハーレーのディーラーショップです。 最新のハーレーブランドのファッションやアクセサリに興味をそそられるでしょう。 ここのスタッフはとても愛想がよくフレンドリーです。

近年発見された最も重要な恐竜の化石のうちいくつかが、ロックフィールドで見られることを知っていましたか。 ロックフィールドにある、興味深いバーピー自然史博物館（Burpee Museum of Natural History）に一歩足を踏み入れた瞬間から、私はそこで見たものや学んだものに畏敬の念を抱きました。 舞台上に輝かしく展示されたホーマーとジェーンの 2 体の恐竜の骨格標本は、彼らが若かった頃の姿を保っています。研究室では、最近発見された化石を前に作業している研究員たちを見学することができます。この博物館を訪問したことで、うちに帰ってから話すたくさんの印象的な土産話ができました。

だれもが一度は、過去に遡ってハリウッド創成期のチャーリー・チャップリンやバスター・キートンが主演する、オルガンの生演奏付きのサイレント映画を見てみたいと思うことでしょう。長い時を経て、現在はメジャーなブロードウェイのショーやバレエの巡業を上演していますが、コロナードパフォーミングアーツセンター（Coronado Performing Arts Center）は現在も残る数少ない「当時の趣のある劇場」の一つです。スペインやイタリアの村のセットには、星が瞬いたり日が昇ったりする演出効果の機能を備え、開館当時のままの回転リフトの上に設置されたオルガンは、今も現役です。 コロナードパフォーミングアーツセンターは間違いなく貴重な宝です。たとえショーを鑑賞しなくても、私のようにツアーの一環として立ち寄れば、その思い出は生涯忘れられないでしょう。

私はロックフォードの独自の文化とアウトドアアトラクションの魅力に強く惹かれました。地ビール醸造所、おしゃれなカフェ、エレガントなレストランなどについてはお話しする機会がありませんでしたが、これらもロックフォードにすばらしい魅力を与えています。 私はこのすばらしい町に、間違いなくまた戻って来るでしょう。