- 州:
- ペンシルベニア州
全米第5、東海岸で第2の都市フィラデルフィアは、都会の賑わいと豊かな遺産が共存する街で、ニューヨークやワシントンD.C. から簡単に列車で行くことができます。
長年の歴史を誇る地元マーケット、世界クラスの美術館、そして様々なショッピング街と、今回の旅でフィラデルフィアのいろいろな魅力を発見しました。
素晴らしいアートデスティネーション
数々の美術館があるなか、私は30万点以上の作品を蔵し全米第3の大きさを誇るフィラデルフィア美術館を訪れました。シルヴェスター・スタローン主演の映画「ロッキー」で有名になった階段を駆け上がり、わくわくしながら館内に足を踏み入れました。一階にあるヨーロッパ美術1850ー1900セクションではゴッホの「ひまわり」、ルノアールの「ルグラン嬢の肖像」、セザンヌの「大水浴図」と次々に印象派の傑作に遭遇しました。そして壮大な大階段ホールの階段をのぼり2階にあがると、ヨーロッパの武器と甲冑、日本の茶室やお寺がそのまま再現されているアジア美術セクションといろいろな分野の展示があります。この美術館のほか、世界最大のモダニストと後期印象派コレクションを誇るバーンズ財団美術館や、街中に存在する壁画アートプログラムによって作られた壁画を見る観光もおすすめです。
フィラデルフィア美術館に展示されているヨーロッパの武器と甲冑
レディングターミナルマーケットの新鮮な食品
食べ物好きの私にとって、旅行先での地元マーケットは必ず訪れる目的地の一つです。レディングターミナルマーケットは120年以上に渡り地元の住人や旅行者の食欲を満足させてきました。マーケットに入り真っ先に私の目に留まったのは、ベイラーズというアーミッシュの手作りドーナッツのお店。ショーケースに並ぶいろいろなドーナッツの誘惑には勝てませんでした。次に足を止めたのは、オバマ大統領も食べにきたというフィラデルフィア名物チーズステーキのお店。パンにとろけたチーズを塗り、その上に鉄板でさっと焼いたお肉と野菜をのせて、さらにチーズをのせて出来上がり。ボリューム満点のチーズステーキは一度食べたらやみつきになる味です。その他にも手作りチョコレートで有名なミュラーズ、2012年にトラベルチャンネルのアダムリッチマンが全米一としたサンドイッチを提供するディニックスなど見逃せないお店が軒を並べています。
レディングターミナルマーケット内のターミ二ブラザーズベーカリー
ショッピングとエンターテイメント
フィラデルフィアでは衣料品と靴には消費税がかからないとの情報を得たので、まずはベルビュにあるラルフローレン、ニコールミラー、そしてティファニーへと足を運びました。さらにウォールナッツ通りを西へと移動しラッキーブランド、コーチ、ザラ、H&Mでショッピングを楽しみました。街の周辺にある大型モールやアウトレットも簡単に行くことができ、ショッピング好きには格好のデスティネーションです。少し休憩したいと思っていると、おしゃれなオープンカフェをリットンハウススクエアーの周辺で次々に発見。公園で遊ぶ子供たちや散歩を楽しむ人々を見ながら、カプチーノを美味しくいただきました。夜にはエックスフィ二ティライブでプロスポーツを観戦しながら食事やお酒を楽しんだりと、まさにアート、グルメ、アクティビティ満載のフィラデルフィア旅行でした。
フィラデルフィア、リットンハウス付近の景色