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- ルイジアナ州
この青々とした南部の風景はバイユーカントリーと呼ばれ、魚介類、野生生物、元気なケイジャンたちが住んでいます。
ミシシッピ川デルタ地帯(Mississippi River Delta)は、杉の木がうっそうと茂った薄暗い湿地から、アオサギやシラサギが群れをなしている日当たりのよい沼にいたるまで、写真撮影には格好の水辺です。 ルイジアナ州(Louisiana)南部の大半では、ミシシッピ川がメキシコ湾(Gulf of Mexico)に流れ込み、土砂が堆積してデルタ地帯を形成しています。
ニューオーリンズの散策
最初にニューオーリンズ(New Orleans)の中心部に行ってみましょう。ここの食事、音楽、建築は、この地域のクレオール(Creole)と多文化に根差しています。
フランス、スペイン、カリブ海からの移民たちや西アフリカからの奴隷たちが、1700 年代初頭と 1800 年代初頭にニューオーリンズに定住しました。 クレオールと呼ばれる彼らの子孫は活気に満ちた文化を持ち、それがこの町に多様性をもたらしています。 フレンチクォーター(French Quarter)の色鮮やかなクレオールコテージやバルコニー付きのタウンハウスが人々を引き付けます。 西アフリカ産のオクラ、アメリカ先住民が使っていたベイリーフ、フランスのルーといった世界中の食材の風味が心のこもったガンボで混じり合っています。 ニューオーリンズのイベントは、しばしばさまざまな楽しみ方を提供します。 例えば、テーマを掲げて行われるマルディグラ(Mardi Gras)では、犬、女性の靴、チューバッカなど、あらゆるものにスポットライトを当てたパレードが行われます。
フレンチクォーターのカフェデュモンド(Café du Monde)のコーヒーとベニエで燃料を補給してから、通りを渡ったジャクソンスクエア(Jackson Square)を散策しましょう。 セント チャールズの路面電車(St. Charles Streetcar)は、国立第二次世界大戦博物館(National WWII Museum)の近くに停車し、ガーデンディストリクト(Garden District)を通ります。 締めくくりにパークウェイ・ベーカリー・アンド・タバーン(Parkway Bakery and Tavern)で伝統的なポーボーイ(po’boy)サンドイッチを食べてからプリザベーションホール(Preservation Hall)でジャズを聞きましょう。
ニューオーリンズのフレンチクォーター(New Orleans’ French Quarter)の通りは、バルコニー、レンガ、緑でいっぱいです。

バイユーカントリーへの行き方
デルタ地域を巡るには、車が一番です。 アメリカ領ヴァージン諸島 この地域と低地の湿地を通っている主要なハイウェイは国道 90 号線です。 ニューオーリンズから西へ 245 キロメートル 行くとルイジアナ州ラファイエット(Lafayette, Louisiana)に着きます。
ジーン・ラフィート・ナショナルヒストリカルパークアンド保護区の見学
最初にジーン・ラフィート・ナショナル・ヒストリカル・パーク・アンド保護区(Jean Lafitte National Historical Park & Preserve)で車を止めましょう。 ラフィート(Lafitte)はフランス系アメリカ人の海賊で、1800 年代初頭にニューオーリンズの南の沼地から品物や奴隷を密輸して売っていました。 現在の 9,308 ヘクタールのバラタリア保護区(Barataria Preserve)では、つづら折りの木道が不気味な湿地帯を通っています。 道は、ワニ、葉のない杉の木、オーク、アメリカ先住民の貝塚を通り過ぎてジグザグに進んでいます。 公園の西 95 キロメートルにあるティボドー(Thibodaux)のウエットランド・アケイディアン・カルチュラル・センター(Wetlands Acadian Cultural Center)には、ケイジャンの文化が展示されています。 ケイジャンはフランス系カナダ人難民の子孫で、1700 年代後半にバイユーカントリー(Bayou Country)に移住しました。 その多くがバイユーでの漁業や狩猟で生計を立てていました。 春と秋には、レンジャーによるボートツアーで隣接するバイユーラフォーシェ(Bayou Lafourche)を巡ることができます。
沼の探検
ミシシッピ川デルタ地帯は、人的な要因と自然の力によって、1 時間にアメリカンフットボールのフィールド(110 メートル x 49 メートル)1 つ分の広さと同じだけ消えています。そのはかない美しさを見るために、車を 26 キロメートル 南のホーマ(Houma)に進めましょう。 人口 34,000 人のこの町は、その中を沿岸内水路(Intracoastal Waterway)と何本かのバイユーの支流が通っているため、沼ツアーのスタート地点になっています。 環境保護を志向するツアーや、ワニに餌をやるツアー、現地の歴史と文化に注目したツアーを探してみてください。 水の上では、不思議な狼男がいないかよく見ていてください。 赤い目をした狼人間のような生き物がいたずらな子供や戒律を破ったカトリック教徒がいないか沼を探し回る、という言い伝えがケイジャンにあります。
ミシシッピ川デルタ地帯の沼の住人には、ワニとケイジャンも含まれています。

ジャングルガーデンズの散策とタバスコソースの賞味
エイブリーアイランド(Avery Island)は大きな岩塩ドームの島です。 1868 年よりマキレニー(McIlhenny)家がその有名なタバスコ Tabasco ペッパーソース用の塩を採掘しています。 工場ツアーに参加すると、この誰もが知っている辛いソースの製造について知ることができます。その後には、1935 年に社長のエドワード・エイブリー・「ネッド」・マキレニーが公開した緑豊かなジャングルガーデンズ(Jungle Gardens)を散策しましょう。 バイユープティアンス(Bayou Petite Anse)に沿ったこの広大な 69 ヘクタールの公園は、エキゾチックな植物、色鮮やかな花、オークで縁取られています。 ワニが道を重々しく這いずりながら横切り、真っ白なシラサギが繁殖地から飛び立ちます。
ラファイエットとブローブリッジの食事とエンターテイメント
ラファイエット(Lafayette)の町とそのそばのブローブリッジ(Breaux Bridge)から 48 キロメートル 北はケイジャンカントリーダンスの中心地です。 夜になると人々はブルームーンサルーン(Blue Moon Saloon)になだれ込みます。ここのケイジャンとザイデコのバンドは、ラファイエットの伝説となっています。 ブローブリッジのカフェデザミ(Café Des Amis)で踊り続けましょう。ここでは、土曜の朝にザイデコのバンドとケイジャンの朝食が明るくて躍動的な雰囲気を演出します。
5 月初旬に開催されるブロー・ブリッジ・クロウフィッシュ・フェスティバル(Breaux Bridge Crawfish Festival)には 35,000 人以上が町を訪れます。 クロウフィッシュは小型のロブスターのようなもので、最盛期の 3 月から 6 月までは、この地域一帯で料理に使われます。 ラファイエットのルイジアナ・クロウフィッシュ・タイム(Louisiana Crawfish Time)でゆでたクロウフィッシュの持ち帰りを 1 袋注文してから、バイユーキャビン(Bayou Cabins)で食べましょう。 ここは明るいライトで飾られた木のキャビンで、バイユーテケ(Bayou Teche)を見渡すことができます。
ブローブリッジのカフェデザミは、ザイデコのバンドとケイジャンの朝食で客を楽しませます。


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