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オレゴン州のコロンビア渓谷ディスカバリーセンター & ミュージアムで歴史を追体験しましょう
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    オレゴン州

マウントフッドとコロンビア川渓谷では、美しい景色の向こうに広がる物語に出会えます。

滝、渓谷、川、山々、ドラマチックな景観。自然の驚異で知られるオレゴン州のマウントフッドとコロンビア川渓谷地域は、絵画のような美しい風景であふれています。さらに、驚異的な地形の他にも素晴らしいものが盛りだくさん。この地域には、歴史と文化の確かなシーンがあります。北西部の太平洋沿岸の中でも特別な場所なのは、素晴らしい人々と魅力的なスポットのおかげです。

開拓者の足跡をたどりましょう

ここでは、かつてのオレゴン州を、当時のまま感じらます。カスケード山脈をぬってコロンビア川が流れる町、ザ・ダレスから開拓者たちの足跡をたどりましょう。この場所は、オレゴントレイル(Oregon Trail)をたどる移民たちが大きな決断に迫られた所です。コロンビア川(Columbia River)をいかだで下る危険を選ぶか、マウントフッド(Mt. Hood)の南側を山越えする陸路ルート、はるか遠回りとなるバーロウロード(Barlow Road)を行くかの分岐点でした。オレゴントレイルの終わりには、最終の料金所だったウエスト・バーロウ・トールゲート(West Barlow Tollgate)のレプリカが立っています。次は、イーグルクリークにある広大な農場、フィリップ・フォスター・ファーム(Philip Foster Farm)へ。多くの開拓者たちが、旅の途中、避難場所を求めてここに立ち寄りました。現在も、ゼネラルストアや鍛冶屋、1850 年代の校舎の復元建築を見ることができます。特に、カントリーストア(Country Store)にはぜひ立ち寄ってみてください。衣類、おもちゃ、ゲーム、駄菓子のほか、地元の職人技や伝統を反映した手作りの品々が揃っています。

マウントフッドに近い、ロードデンドロンのバーロウ・ロード・トールゲートフッド山

マウントフッドに近い、ロードデンドロンのバーロウ・ロード・トールゲートフッド山
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文化遺産

このあたりの川には、ベニザケ、チョウザメ、サーモンが豊富に生息しています。コロンビア川が、捕れたての魚という恵みをもたらしているのです。あまり知られていない事実ですが、カイユース族、ユマティラ族、ワラワラ族などのネイティブアメリカンが開拓した伝統的な漁場と技術は、今日の漁獲においても使用されています。この手法を守っている川沿いの町、カスケードロックスのブリガム・フィッシュ・マーケット(Brigham Fish Market)は、新鮮な魚や地元の美味を楽しめるおすすめのスポットです。この地域の歴史と遺産については、ザ・ダレスにあるコロンビア渓谷ディスカバリーセンター & ミュージアムで詳しく知ることができます。ここでは、1 万年にわたるアメリカ先住民の文化と自然史を学ぶことができ、かご細工をはじめ、80 点以上の精巧なデザインの工芸品が展示されています。

カスケードロックスのブリガム・フィッシュ・マーケットに並ぶ新鮮な魚たち

カスケードロックスのブリガム・フィッシュ・マーケットに並ぶ新鮮な魚たち
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渓谷のアーティストたち

マウントフッドとコロンビア川渓谷がアーティストたちに与えたインスピレーションを感じてみましょう。カスケードロックス港の風光明媚なマリンパークでは、「アート・イン・ザ・パーク」の作品群のひとつとして、ブロンズ彫刻家ヘザー・セダーバーグ=グリーンの作品を鑑賞できます。「サカガウィア、その子ポンプとシーマン号」(Sacagawea, Pomp and Seaman)と題された実物よりも大きな彫像には圧倒されることでしょう。また、毎年春に行われる渓谷アーティスト・オープン・スタジオ・ツアー(Gorge Artists Open Studio Tour)は見逃せないイベント。アートスタジオを見学して、アーティストたちに会い、制作のプロセスとインスピレーションについて詳しく学びながら、作品を鑑賞できます。

ヘザー・セダーバーグ=グリーン作の魅惑的なブロンズ彫刻「サカガウィア」

ヘザー・セダーバーグ=グリーン作の魅惑的なブロンズ彫刻「サカガウィア」
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ティンバーラインロッジのアートと彫刻

ティンバーラインロッジ(Timberline Lodge)以上にこの地域を象徴する建物は、おそらくないでしょう。マウントフッドの山麓、魅惑的な高山の森の中にたたずむ人目を引く国の歴史的建造物で、高さは 1,817 メートルです。フォレストサービスの建築士ウィリアム.I.ターナーが設計し、地域の素材を数多く使って建てられたこのロッジは、「カスケード建築」の一例とされています。屋根のラインはマウントフッドの頂上を模しています。現在も、その本来の目的であるスキーロッジとして使用されていますが、1 階やメインロビー、中 2 階を歩くと、地元のアーティストや職人によるデザインや家具が見られます。この建物は当初、1930 年代に公共事業促進局(WPA)連邦美術計画の一環として資金提供されたものです。スキーをする方もしない方も、楽しめる場所です。夏には、ガバメントキャンプにあるカスケード・センター・フォー・アート & クラフト(Cascadia Center for Arts & Crafts)にも足を運んでみてください。ニューディール政策時代やティンバーラインロッジ建設時に使用されていた伝統工芸品について学べるほか、教室やワークショップを体験できます。

ティンバーラインロッジのロビーにある素晴らしい暖炉は理想的な集いのスポット

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アクセス方法

ポートランド国際空港に付いたら、レンタカーを借りてマウントフッドエリアまで 127 キロメートルドライブしましょう。