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バックポーチからポトマック川を見下ろす、ジョージ・ワシントンのバージニア州マウントバーノン邸
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  • 州:
    バージニア州

アメリカ初代大統領の象徴的な私邸を散策してみましょう。

ジョージ・ワシントンが妻マーサと暮らしていた荘厳な邸宅、マウントバーノンは、首都ワシントン D.C. のわずか 25 キロ先に立地します。大都市に数ある政治機関や文化施設の中では異色の存在、マウントバーノンは、アメリカで最も多くの人が訪れる歴史的邸宅です。年間 100 万の観光客が、修復された邸宅、美しい庭園、その他の歴史的建造物を見学しに訪れます。

生きた歴史

マウントバーノンでは、今いる場所だけでなく、今いる時代も重要です。18 世紀のプランテーションを散策すると、ワシントン初代大統領の時代から抜け出したような、当時の衣装に身を包んだガイドが皆さんを出迎えます。小麦の籾殻を選り分けたり、畑を耕したり、当時のさまざまな生活風景を実演してくれます。16 面の納屋で足踏みする馬を眺めたり、鍛冶屋を訪れたり、またはポトマック川沿いの風光明媚な牧場、パイオニア農園(Pioneer Farm)で草を食む伝統品種の動物達を眺めたりして、散策を楽しみましょう。墓地では、ジョージとマーサ・ワシントン夫妻に敬意を表します。

マウントバーノンで、当時の衣装をまとったガイドが馬達を紹介

マウントバーノンで、当時の衣装をまとったガイドが馬達を紹介
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物語の追体験

マウントバーノンの邸内も、外に広がる風景と同じぐらいに圧倒的です。まず、その建物ですが、21 の部屋が、当時のプランテーションの日常と大統領の軌跡を反映させて丁寧に再現されています。1 階と 2 階をガイドと一緒に歩いてみましょう。年代物の建築様式や家具に目を奪われることでしょう。ドナルド・W・レイノルズ博物館・教育会館(Donald W. Reynolds Museum and Education Center)では、本物の美術工芸品や、インタラクティブな展示で楽しませる 7 つのギャラリーを見て回ることができます。4D シアターでは、舞い落ちる雪や大砲の轟音を体験でき、ワシントンの伝記を紹介する体験型の映画も上映されています。体験型歴史センター(Hands-on-History Center)では、歴史家の卵達にあくなき好奇心を追求させることができます。

ジョージ・ワシントン邸に最後に追加された、館内で最も贅沢な空間とされる「新しい部屋」の精巧な室内装飾

ジョージ・ワシントン邸に最後に追加された、館内で最も贅沢な空間とされる「新しい部屋」の精巧な室内装飾
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蒸留酒、庭園、料理

正面玄関から 5 キロたらずの場所には、かつて米国最大を誇ったウイスキー蒸留所が現在も稼働しています。蒸留所までは、マウントバーノンの無料シャトルを利用できます。昔ながらの蒸留技法により、ワシントンのオリジナルレシピに基づいたライウィスキーが製造される過程を見てみましょう。もちろん、ボトルを購入することもできます。その隣には、十分な設備が整っている製粉所があり、ここでは熟練の専門家が製粉機の動かし方を丁寧に実演してくれます。邸宅に戻ったら、60 分間の庭と木立のツアーはいかがでしょう。敷地の全貌を把握できます。また、庭園と、そこを彩る木々や植物を、ワシントンがどのように構想していたかを知ることができます。最後に、マウントバーノン・イン・レストランで晩餐を。また、マウントバーノンには、製粉所の石臼で挽いた穀物や、庭園の木を使った工芸品など、当時を感じさせるお土産を取り揃えたさまざまなショップがあります。

マーサ・ワシントンに扮し、邸宅の広大な庭園で観光客家族と触れ合う女性

マーサ・ワシントンに扮し、邸宅の広大な庭園で観光客家族と触れ合う女性
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アクセス方法

マウントバーノンは、ワシントンダレス国際空港(IAD)から 1 時間もかかりません。車の場合、ワシントン D.C. 地区からジョージ・ワシントン・メモリアル・パークウェイ(George Washington Memorial Parkway)を通り、邸宅まで風光明媚なドライブをお楽しみいただけます。ワシントン首都圏交通局(WMATA)も、メトロレールのイエローラインとバスをマウントバーノンまで運行させるサービスを提供しています。マウントバーノンを発着するボートツアーもあり、出発地はワシントン D.C.、バージニア州アレクサンドリア、メリーランド州ナショナルハーバーの 3 つとなります。

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