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ハウス・オブ・タガ
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  • 州:
    北マリアナ諸島

大昔、これらの崩れた石柱は巨大な建造物を支えていました。

米国領の北マリアナ諸島自治連邦区にある小さな島、テニアン(Tinian)に、かつては巨大な石柱が並んでいたものの現在は 1 つを残しすべて落ちてしまっている、ハウス・オブ・タガ(House of Taga)と呼ばれる遺跡があります。建設当時は、ハウス・オブ・タガの石柱は高さ 4.5 メートル程あり、それぞれ先端部に半球状の石灰岩が載せられていました。これらの石柱は、木や藁で作られた主要構造物の基礎部分としての働きを持ち、洪水や野生動物からそれを守る役目を果たしていたと考えられています。

崩れた巨石の伝説

この場所は、古代の岩々にまつわる地元の伝説から名づけられました。より現実的な逸話としては、首長のタガが、これらの岩が採れた場所で採石場を始め、ロタ島から来た愛する女性のために建造物を作ったという話が伝わっています。一方、少し誇張されているかもしれない物語の中では、タガはそれらの巨大な石柱を自力で持ち上げ、手だけを使って並べたのだそうです。どちらの伝説もおそらく一部のみが真実なのでしょうが、残された遺跡が現に実在することに変わりはありません。

これらの巨石が古代のチャモロ族によってどのように切り出され、運ばれ、設置されたかは今も謎に包まれています。地震によってほとんどの岩が落ちてしまい、最初に作られた 15 のうち 1 つのみが現在も高いまま残っていると考えられています。伝説の首長の跡地をたずねてみましょう。ただし、ご自身で岩を持ち上げようとすることはお勧めできません。

旅行の前に知っておきたいこと

ハウス・オブ・タガはサンノゼ村(San Jose Village)のカマービーチ(Kammer Beach)東、波止場の西に位置しています。

旅行サイト『アトラスオブスキュラ』(Atlas Obscura)に掲載された書き下ろし記事です。

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旅行先

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