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アメリカの晩夏は、毎年郡や州のフェアが開催される次期です。
動物ショー、カーニバルゲーム、わくわくする乗り物、ちょっとかわったおいしそうな食べ物など、さまざまな楽しいものにあふれています。
ミネソタ州のフェアに並ぶ食べ物
どのフェアもそれぞれ独自の個性がありますが、ミネソタ・ステート・フェア(Minnesota State Fair)に勝るものはありません。毎年 8 月下旬に開催されるこの祭典では、メディアがこぞって取り上げるようなおいしいものが並びます。甘い綿菓子や揚げたてのコーンドッグのような一般的な食べ物もありますが、業者たちは長年にわたり、厳しい審査基準を経たとんでもない新作で競い合ってきました。
500 以上ものさまざまな種類の食べ物が並び、今年もまた「ピッツァリト」(ピッツァの具を巻いたブリトー)やメンフィス「タコス」(バナナの薄切りとピーナッツ・バター・ソースのテイタートッツ) などの屋台メニューが登場することでしょう。
ミネソタ・ステート・フェアのメンフィス「タコス」
アメリカのフェア
エルカナ・ワトソンは「アメリカの農業祭の父」と呼ばれています。彼は 1811 年にマサチューセッツ州ピッツフィールドで家畜コンテストを始めました。1841 年にニューヨーク州シラキュースで開催された農業祭では、現在ではお祭りにはなくてはならないコーンドッグと揚げバターが初めて登場しました。
ミネソタ・ステート・フェアは 1859 年に始まりました。ミネソタ州が成立した次の年です。1855 年以来、ミネアポリスから 14 キロメートル離れたファルコンハイツが会場となっています。
現在では食べ物が中心のフェアですが、見たり体験できたりするものもたくさんあります。アメリカ農業教育振興会(Future Farmers of America)や 4-H クラブのさまざまな展示によって、アメリカの農業と牧畜について学べます。トラクター、プラウ、コンバインなどのマシーナリーヒル(Machinery Hill)の農機具の運転席に乗り込み、アメリカ独特の農業について学びましょう。
スリルを味わうなら、高さ 15 メートルのファイバーグラス性の滑り台、ジャイアントスライド(Giant Slide)を滑り降りましょう。スカイタワー(Sky Tower)に登れば、ミネアポリスの市街地が見渡せます。それとも 1915 年に始まったこのフェアで一番古いトンネル・オブ・ラブの乗り物、ジー・オールド・ミル(Ye Old Mill)でキスを。何かに挑戦したいなら、賞をめざしてカーニバルゲームで腕試しはかがでしょうか。
10 日間にわたってさまざまなエンターテインメントが繰り広げられ、好きなものを選べます。会場のいたるところに無料のコンサートやショーのステージが設けられています。グランドスタンド・コンサート・シリーズ(Grandstand Concert Series)の主要なコンサートはチケットが購入できます。
ミネソタ・ステート・フェア
その他の見逃せないフェア
ミネソタ州では、1 年に 190 万人もの人が訪れるアメリカで2 番目の規模のフェアが開催されています。ダラスで開催されるステート・フェア・オブ・テキサス(State Fair of Texas)は 9 月末から 10 月にかけて 3 週間にわたって開催され、350 万人を超える来場者を集めています。
その他のアメリカの大規模なフェアには、毎年 9 月にマサチューセッツ州北東部のウェストスプリングフィールドで開催されるビッグイー(Big E)、9 月末から 10 月にかけてオクラホマ州タルサで開催されるタルサ・ステート・フェア(Tulsa State Fair)、8 月にアイオワ州デモインで開催されるアイオワ・ステート・フェア(Iowa State Fair)などがあります。アイオワ州の名物、バターで作った牛をお見逃しなく。
フェアの食べ物について詳しくは、夏にアメリカ各地で開催されるその他の中西部のフェアをチェックしてみてください。
ミネソタ・ステート・フェアの大観覧車