イリノイ州エバンストン： シカゴのノースショア、洗練されたシティライフ

ミシガン湖（Lake Michigan）のすぐそばにある美しいノースウェスタン大学（Northwestern University）で文化に触れ、メアリー＆レイブロック美術館（Block Museum）で 16 個の彫刻「キャンパス・アート・ウォーク（Campus Art Walk）」を見学しましょう。入場無料の公共美術館では、特別展が開催される 3 カ所のギャラリー、アンディ・ウォーホルやメアリー・カサット、エドワード・スタイケンらの作品 5,000 点の常設展示が楽しめます。車で 6 分先のハリム・タイム＆グラス・ミュージアム（Halim Time & Glass Museum）で 1 時間のツアーに参加して、ルイス・カムフォート・ティファニーが手がけた巨大なステンドグラスの窓や、ずらりと並ぶ 1600 年代の時計 1,100 点を鑑賞しましょう。さらに 5 分行くと、国定歴史建造物に指定されているチャールズ・ゲーツ・ドーズ・ハウス（Charles Gates Dawes House）があります。25 部屋を擁する湖畔の大邸宅には、1925 年にノーベル平和賞を受賞したチャールズ・ドーズ元アメリカ合衆国副大統領が住んでいたこともあります。ガイド付きツアーに参加して、オークやチェリーウッド、大理石をふんだんに使った美しい内装を眺め、12 個の暖炉を数えて回りましょう。1 日を締めくくるのにふさわしい、落ち着いた雰囲気が魅力のエバンストン SPACE（Evanston SPACE）は、深夜営業の音楽ホール兼レコーディングスタジオ。有名アーティストや人気上昇中のパフォーマーによるさまざまなショーが楽しめます。

ミシガン湖畔がエバンストンでも有数の人気スポットなのは当然のこと。歴史的名所であるグロスポイント灯台（Grosse Point Lighthouse）は、歴史愛好家にとってもアウトドアファンにとっても立派な目印です。徒歩や自転車でトレイルを横断したり、ワイルドフラワーと蝶の庭園を散策したり、湖で水遊びはいかがでしょう。6 月から 9 月の土日には、1874 カ所の灯台を巡るツアーが開催されます。セーリングやウィンドサーフィン、スタンドアップパドルボード、カヤックに挑戦するならノースウェスタン大学セーリングセンター（Northwestern University Sailing Center）へ。レンタルボートやスクール、団体ツアーも利用できます。一息ついたり、バレーボールもおすすめです。エバンストンのダウンタウンのホテルから数ブロック先にある、センテニアルパーク（Centennial Park）の広大な砂浜でピクニックランチはいかがでしょう。南側には、シカゴのスカイラインの絶景が広がります。

エバンストンの文化とアウトドアの真髄に触れるには、少し足を止めて地元の味を堪能するのが一番。ファウンドキッチン＆ソーシャルハウス（Found Kitchen & Social House）では、近隣の農家から届く旬のファーム・トゥ・テーブル（農地直送）食材をふんだんに使った新アメリカ料理が楽しめます。バターナッツスクワッシュのフラットブレッド、鶏もも肉とキヌア、ピーカンナッツとデーツのケーキなど、野菜中心のいわゆる「フレキシタリアン」メニューを味わってください。エバンストン最古のパブ、ペキッシュピッグ（Peckish Pig）では、独創的なコンフォートフードをお供にビールで乾杯。キムチ入りマカロニ＆チーズ、デーツのベーコン巻き、メープル・ハバネロ・チキン・ウィングなど、クリエイティブなメニューはどれも自家製ビールにぴったりです。バーベキュー好きなら、スマイリー・ブラザーズ・ブリューイング・カンパニー（Smylie Brothers Brewing Company）は外せません。ガイド付き舞台裏ツアーでビールの製造工程を学んだ後は、スモークブリスケットやプルドポーク、ベビーバックリブ、薪焼きピザなどをつまみながら、季節のビールでくつろぎのひとときを過ごしましょう。

オヘア国際空港（ORD）またはミッドウェイ国際空港（MDW）まで飛行機で行き、そこからはレンタカーで移動します。空港からエバンストンへの所要時間は 35 分から 1 時間です。空港からは、電車、シャトルバス、バス、相乗りサービスも利用できます。