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- アメリカ領ヴァージン諸島
アメリカ領ヴァージン諸島最大のセントクロイ島では、冒険好きな観光客のために陸上でのアクティビティがたくさん用意されていますが、このカリブ海の島が本当に輝いているのは水中です。
とりわけセントクロイ島のように素晴らしく変化に富んだ場所では、ダイビングは画一的ではありません。。カリブ海で 2 番目に大きなバリアリーフがあるこの島でのリーフダイビング、ウォールダイビング、難破船ダイビング、ナイトダイビングから選択できます。沖に係留されたボートから海に入ったり、またはビーチから歩いて海に入ったりして、500 種類以上の魚、40 種類以上のサンゴ、ウミガメ、その他の魅力的な生き物を観察することができます。バック・アイランド・リーフ国定公園(Buck Island Reef National Monument)も見逃せません。この無人島の 3 分の 2 は、エルクホーンサンゴ礁に囲まれています。ダイビングは初めてですか?ご心配なく。地元のダイビングセンターで資格取得クラスに申し込むだけです。
ウォールダイブ
ダイビング用語のウォールとは、通常は浅瀬から急に深くなる水中の崖のことで、深く潜るほどさまざまな海洋生物が姿をあらわします。さまざまな深さがあるため、初心者ダイバーにも上級者ダイバーにもおすすめです。セントクロイ島でのウォールダイブで最も人気のある場所は、ソルトリバー国立歴史公園および生態保護区(Salt River National Historical Park and Ecological Preserve)の東と西の崖で、古代の滝が岩を削り、サンゴが並ぶ渓谷を作り出した場所です。西へほんの 15 分の場所にある、ケインベイ(Cane Bay)は、海岸から 180 メートルほど泳ぐと崖がある人気のダイビングスポットです。通りを挟んで向かい側には、アクアマン・ヴァージン・アイランズ(Aquaman Virgin Islands)のダイビングショップとビーチバーがあります。ケインベイの東にあるパビリオンズ(Pavilions)は、美しいウォールダイブのスポットです。ブラックコーラルなど、ハードコーラルやソフトコーラル、海綿動物、時にはサメなどに出会えるかもしれません。浅い砂地の海台は、初心者ダイバーにおすすめです。
セントクロイ島でサンゴや海の生き物たちに囲まれてダイビング
サンゴ礁や難破船でダイビング
セントクロイ島周辺では、サンゴ礁のダイビングが盛んです。特にバック島(Buck Island)と、島の海岸からわずか 3 キロメートル沖にあり、この無人島の大部分を取り囲むエルクホーン・コーラル・バリア・リーフ・システム(elkhorn coral barrier reef system)が人気です。日帰りのセーリングに申し込み、浅いラグーンを探索し、色とりどりのブダイやフレンチエンジェルフィッシュ、アオハギなどが泳ぐ中、サンゴの洞穴の迷路をさまようことができます。シュノーケリングにも最適なこの島には素晴らしい水中トレイルが整備されており、白砂のビーチを散策することもできます。
自然に形成されたサンゴ礁だけでなく、難破船がサンゴの形成を誘引し、大昔に人工的に作られた遺物を発見するスリルとともに、豊富な海洋生物をもたらします。ツインアンカーズ(Twin Anchors)では、水深約 14 メートルにある、長さ 2.5 メートルもある巨大な錨を探しましょう。200 年以上前のもので、熱帯魚が群れをなして頻繁に訪れます。クリスチャンステッドの西にあるホワイト・ホース・リーフ(White Horse Reef)では、2 つの小さな岩礁が水面を突き破りそうになり、多くの船が座礁しました。この浅瀬のダイビングでは、大砲や鎖、船の破片などの遺物を見つけることができます。フレデリックステッドの北、バトラー湾(Butler Bay)の浅瀬には、3 隻の難破船が沈んでいます。通常であればよく見えます。
セントクロイ島沖の難破船を探索するスキューバダイバー
上級者ダイバー向けナイトダイビングとライオンフィッシュハント
夜のダイビングはさらにスリルがあり、イルミネーションで美しい写真を撮ることができます。フレデリックステッド桟橋(Frederiksted Pier)は非常に人気のあるナイトダイビングのスポットで、タツノオトシゴ、タコ、トビウオなど、あまり見かけない海洋生物が、サンゴに覆われた桟橋の支柱の間に避難しています。シェバージ(Chez Barge)は、沈没した砂のバージ船で、夜のダイビングに最適なスポットで、ウツボ、バラクーダ、ハタ、そしてたくさんのロブスターやカニが生息しているのを見つけることができます。経験豊富なダイバーには、地元のミノカサゴを捕獲するダイビングに参加することをおすすめします。ミノカサゴは毒を持つ外来種の魚で、自生のサンゴ礁生態系に害を及ぼしています。地元のダイビングショップでは、これらの派手な魚のスピアフィッシングの漁を企画し、安全に切り身にして調理する方法を提案しています。
フレデリックステッド桟橋沖で、魚の群れに囲まれてダイビング
はじめに
スリリングな体験が待っていることを知れば、ダイビングの資格取得の講習を始めたくなることでしょう。島に到着する前に簡単にできるオンライン思講習を受ければ、2~3 日で資格を取得することができます。講習の残りは、基本的なスキルを学ぶためのプール講習と、それらのスキルを復習し、探検を始めるための 4 回のオープンウォーターダイビングです。
幸いなことに、セントクロイ島にはダイビングインストラクター専門協会であり、権威ある PADI(Professional Association of Diving Instructors)のダイビングショップが複数あります。セントクロイ島・アルティメイト・ブルーウォーター・アドベンチャーズ(St.Croix Ultimate Bluewater Adventures, SCUBA)には 2 軒のダイビングショップと 2 隻のダイビング専用ボートがあり、資格を取得すれば島中にボートを停泊させてダイビングスポットを探索することができます。ダイブエクスペリエンス(Dive Experience)は 39 年の経験を持ち、新人ダイバーのトレーニングはもちろん、ベテランダイバーをサンゴ礁ダイブやウォールダイブに連れて行ってくれます。また、障害のあるダイバーも受け入れています。他にも、スウィート・ボトム・ダイブ・センター(Sweet Bottom Dive Center)、Nep2une スキューバダイビング(Nep2une Scuba Diving)、ケイン・ベイ・ダイブ・ショップ(Cane Bay Dive Shop)などがあり、すべてフレデリックステッドにあります。
セントクロイ島でウミガメと一緒にダイビング
アクセス方法
アメリカ東海岸、またはプエルトリコからの乗り継ぎ便でセントクロイ島のヘンリー・ E. ロールセン空港に到着します。もう 1 つの選択肢は、セントトーマス島まで飛行機で行き、セントクロイ島まで水上飛行機で 25 分のフライトを利用する方法です。