コロラド州の都会のフードシーン：フードホールなどが魅力の 3 都市

コロラド州の州都デンバーには国際都市にふさわしい設備や施設が揃っていますが、それをひけらかすことがありません。昔ながらの長い伝統であるフードトラックで知られているデンバーは、「フードホール」というコンセプトを受け入れ始めています。デンバーユニオン駅にはライトレールやバスの発着所としての役割がありますが、この交通の要所にはショッピングを楽しめる小売店やおいしいレストランも軒を連ねており、1 日 3 回の食事を駅でしっかりとることだってできるのです。朝のみの営業のスヌーズ（Snooze）で朝食をとり、ランチにはアクメデリカテッセン（Acme Delicatessen）の職人技が光るサンドイッチ、夜はカクテルラウンジ兼レストランのザ・クーパー・ラウンジ（The Cooper Lounge）で優雅なディナーを楽しむ、という風に。もちろん、コーヒー、クラフトビール、デザートを提供するショップやカフェもたくさんあります。

デンバーの流行発信地区ライノには、一味違った食の中心地があります。それは、ヴォーグ誌が「アメリカのベスト・フード・ホール」の 1 つに選んだデンバー・セントラル・マーケット（Denver Central Market）です。地域密着型のこのマーケットには、デンバーでいちばんクールな飲食店が集まっています。シャルキュトリーから超新鮮なベジタリアン料理、ハンドメイドのチョコレートやアイスクリームまで、専門店の味を探検してみましょう。

アンハイザー・ブッシュ・ブルーイング（Anheuser-Busch）とニュー・ベルジアム・ブルーイング（New Belgium Brewing）があるフォートコリンズの人々は、最新の流行に敏感な街で、風変わりなアート、ライブ演奏、アウトドアアクティビティをこよなく愛しています。そんなフォートコリンズのグルメシーンでなによりも重視されているのは、地元産の高品質な食材を使うこと。畑と築 100 年ほどの農家の集落から職人たちが集まる町に生まれ変わったジェサップファーム（Jessup Farm）では、地元産の食材の新鮮な味を堪能できます。店内で豆を焙煎しているバインドルコーヒー（Bindle Coffee）ではエスプレッソや紅茶、店の裏に鶏舎まであるザファームハウス（The Farmhouse）では季節ごとのコンフォートフードメニュー、ジェサップ・ファーム・バレル・ハウス（Jessup Farm Barrel House）では樽で熟成させたクラフトビールをお楽しみください。ジンジャー・アンド・ベーカー（Ginger and Baker）の目玉はずらりと並んだあらゆる種類のパイです。敷地内には料理学校、マーケット、レストランもあります。

多様性がありながらも落ち着きがある町ボルダーには、グルメが喜ぶ穴場がまだたくさん隠れています。音楽、パーティー、コミュニティイベント、ビールやフードを楽しめるスペース、レイバックコレクティブ（Rayback Collective）は一度は訪れたい場所です。レイバックはフードトラックが集まるフードパークで、美しいロッキー山脈を背景に、地元のフードトラックが日替わりで登場します。ビール好きの方は、ボルダーのダウンタウンにあるボヘミアンビアガルテン（Bohemian Biergarten）でドイツスタイルのサービスを体験しましょう。ドイツ、チェコ、中欧のビールに加えてローカルビールも多少あり、ドイツの伝統料理と共に味わうことができます。

コロラド州へはデンバー国際空港（DEN）経由で簡単にアクセスできます。デンバー国際空港には世界各地からの直行便が乗り入れています。さらに、デンバーとコロラド州の主要都市との間を結ぶ乗り継ぎ便も利用できます。