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- テネシー州
メンフィスといえば、一番始めに思いつくのがエルビスプレスリー。
ミュージシャンなら絶対一度は訪れたい場所ですが、音楽だけでなく、いろいろな面で人々を魅了する街です
音楽の歴史
皆の憧れ、エルビスプレスリー。彼の人生が詰まったグレイスランドはメンフィスで絶対訪れたい場所です。エルビスファンの私は、早速館内ツアーに参加。音楽と映画の記念品が並ぶトロフィーホールや彼のお墓などを見ていると、エルビスが肌で感じられ、何とも言えない気分でした。次のストップはサンスタジオ。エルビスが愛する母親のために初めてレコーディングをしたこのスタジオは、以前から行きたかった場所。情熱と夢が再確認できる場所でした。
メンフィスの音楽の歴史をさらに学ぶには、メンフィスロックン•ソウル博物館とスタックスアメリカンソウルミュージック博物館も是非訪れください。
ライブミュージックとネオンのビールストリート
レストラン、バーがずらりと軒を連ねるビールストリートは、毎日がお祭り騒ぎです。通りに響くライブミュージックとアメリカ南部のバーベキューが、たくさんの人々を魅了します。夜になると、車道が完全にブロックされ、「夜版」歩行者天国が始まります。ネオンの光る中、ビール片手に通りをぶらつきながら、あちこちから聞こえてくる屋外ライブを見て回り、ストリートパフォーマーを楽しみました。「メンフィス」を思いっきり経験できる夜でした。
食、食、そして食
アメリカ南部と言えばバーベキュー。メンフィスにはなんと100店舗以上ものバーベキューレストランがあります。バーベキューリブ好きの私は「ランデブーリブス」を選択。「メンフィスっぽい」味のある内装を楽しみながら、早速ポークリブをオーダーすると、前菜として出てきたのが、ソーセージ、チーズ、ハラペーニョ、ピクルスの盛り合わせ、とさすが「南部」。お店のオリジナルソースと調味料でリブをいただくと、ほほがとろけそうになりました。お腹も気分も大満足でレストランを出る私でした。ただ、メンフィスはバーベキューだけでなく、他様々なお料理が楽しめます。オーバートンスクエアのレストランアイリスでは、ちょっと高級志向の素敵なディナーをどうぞ。
ミシシッピ川を走るリバーボート
音楽と食の楽しさ満載シーンからちょと休憩してのんびりタイムを過ごしたくなり、ミシシッピ川を走るリバーボートに乗ってみました。現在は国家歴史登録財として指定されている、1955年築のメンフィスクイーン号を背にボートが出発すると、「ぼくはこのクラスの歴史の教師だよ」と現れるコメディアンのようなボートツアーガイド。おもしろおかしくメンフィスの歴史を学ぶことができました。ドリンクを片手に風を切りながら進むボートでミシシッピ川を眺めていると、とてもいい気分になり、心身ともにリラックスできた午後でした。
メンフィス滞在中には、国立公民権博物館、そしてこの街のアイコン、ピーバディホテルにも是非お立ち寄りください。旅行者を乗せて街中を走る、おとぎ話の世界のようにライトアップされてピカピカ光る馬車を見つめながら、これもまた最高に楽しいアメリカ南部旅行だった、としみじみ実感する私でした。
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