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- ウィスコンシン州
- ニューメキシコ州
伝統。それが先住民の部族の職人技を最も的確に表す言葉です。
これらの部族の人々は、ナバホ族でもプエブロ族でもホピ族でも、手工芸品をその製作に組み込まれている芸術性と技術とともに遺産として残しています。米国のさまざまな地域に住む先住民の豊かな文化と歴史を学ぶには、交易所やプエブロ村を訪れて、無数に並ぶ先住民のコレクションから本物の品を見つけて購入することほど、夢中になれる方法はありません。そこで、ニューメキシコ州からウィスコンシン州にかけて、先住民の工芸品やジュエリーを購入できる場所を 5 ヵ所ご紹介します。
アリゾナ州セドナのココパ
ココパ(Cocopah)はアリゾナ州で最も古いビーズ店として知られています。トラケパク・アーツ&クラフツ・ビレッジ(Tlaquepaque Arts & Crafts Village)にあるこの歴史的なお店は、ズーニー族のイヤリングや美しいトルコ石のビーズも豊富に取り揃えています。ここに集められている本格的なジュエリーや工芸品がお気に召さない方には、地元産のビーズが入ったナバホ族のネックレスやブレスレットの手作りキットがお勧めです。
アリゾナ州キャメロンのキャメロン・トレーディング・ポスト
キャメロン・トレーディング・ポスト(Cameron Trading Post)は、手作りのジュエリー、工芸品、室内装飾などのコレクションが豊富に揃っている歴史的な旅の目的地です。この交易所では、1916 年から先住民の手作り品を展示しています。また、昔風のコンビニエンス ストアやフラワー ガーデンもあり、散策にぴったりです。アート ギャラリーやギフト ショップでは、ナバホ族のラグ、ホピ族のカチナ人形、銀やトルコ石のジュエリーなど、さまざまな手作り品をご覧いただけます。あるいは、この交易所を取り巻くグランドキャニオンの眺めを楽しむ前に、レストランに立ち寄ってナバホ ビーフシチューとナバホ タコスをお召し上がりください。
ニューメキシコ州サンタフェのボロー タイ
ニューメキシコ州サンタフェのインディアン マーケット
サンタフェ・インディアン・マーケット(Santa Fe Indian Market)は 1922 年以来毎年 8 月にサンタフェのダウンタウンで開催されているフリー・マーケット・スタイルの屋外イベントです。ここではたくさんの工芸品が見つかります。始まりはインディアン フェアでしたが、すぐにアート作品や工芸品が出展されるようになり、現在ではこのマーケットで作品を展示・販売するアーティストは 1,000 人を超えています。これほど多くの才能ある先住民アーティストを 1 ヵ所で見られるのは、世界中でもほとんどありません。
ニューメキシコ州タオス プエブロ
タオス プエブロ(Taos Pueblo)は、米国のなかで、現在でも先住民の部族が居住している数少ない場所の 1 つです。アリゾナ州とニューメキシコ州にある日干しれんがでできたプエブロ部族の集落は、ユネスコ世界遺産として一般公開されており、プエブロ部族の多くの人たちが手作り品を販売しています。この町には従来の店舗はありませんが、この集落を歩き回れば、13 世紀後半から 14 世紀にさかのぼる日干しれんがで作られた複数階の住居を見たり、現在もそこに暮らす先住民の人たちに会って、独特なジュエリーなどの手作り品を購入することができます。
ニューメキシコ州サンタフェのマーケットプレイス広場
ウィスコンシン州オコノモウォックのシルバー イーグル
シルバー イーグル(Silver Eagle)は今でもウィスコンシン州東南部で最大の先住民のギャラリーです。この場所には、20 もの先住民の居留地から集められた手作りのジュエリーや本物の先住民の品々が収められています。ジュエリーや砂絵、手作りのカチナ人形や彫刻をお探しの方には、これ以上の場所はありません。この交易所のような店では、オーナーのセレステ・エワルドが 15 年以上、先住民の品々を販売しています。少し時間を取ってここを覗いてください。ナバホ族、ホピ族、ズーニー族による手作りジュエリーや、ザポテク族の手織りのラグやマット、ナバホ族の砂絵、南西部の特徴的な品々が多数見つかります。
こうした場所でちょっと休憩して、先住民による精巧な手作り品をぜひご覧ください。詳細は 先住民の文化を体験できる場所でもご覧いただけます。