スーフォールズ サウスダコタ州
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アメリカ中央部でさまざまな名所を探訪
ザ・フォールズ:街の中心にある大自然
スーフォールズには、数千年にわたり現在と同じ流路を流れるビッグスー川(Big Sioux River)の滝、「ザ・フォールズ」(The Falls)があります。紀元前 500 年以前にこの地域に居住した先史時代の人々から、18 世紀のラコタ族とダコタ族、そして現在までの歴史を通して、この滝は地域の生活の中心となっています。滝の周囲には、市内中心部に広がる 50 ヘクタールの緑地、美しいフォールズパーク(Falls Park)があります。フォールズパークで見られるこの地域固有のピンク色の珪岩、スークォーツァイト(Sioux Quartzite)は、スーフォールズの初期の多くの建物や道路の建設に使われました。この珪岩の素朴なバラ色は、街のスカイラインを眺めるとすぐに見分けられます。
アートと文化、おいしい料理
フォールズパークの西には、歴史的でかつ活気溢れるスーフォールズ市街地の目抜き通り、フィリップスアベニュー(Phillips Avenue)があります。この通りには、年間を通して全国的に有名な屋外彫刻が 60 点以上展示されている、スカルプチャーウォーク(SculptureWalk)があります。毎年、風格のある作品から風変わりな作品まで幅広く揃いますが、常にその頂点に立つのがアーク・オブ・ドリームズ(Arc of Dreams)です。ビッグスー川に架かるこの巨大な常設彫刻は、6 番ストリートと 8 番ストリートをまたぐようにそびえており、水面からの高さは建物の 7 階分に相当します。
ここにはライブミュージックと劇場も豊富にあります。舞台芸術、ビジュアルアート、科学関連のインタラクティブな展示が行われているワシントンパビリオン(Washington Pavilion)、1913 年に演芸場としてオープンしたオーフィアム・シアター・センター(Orpheum Theater Center)、世界中のアーティストのコンサートが開催される 12,000 席のデニー・サンフォード・プレミア・センター(Denny Sanford Premier Center)で、パフォーマンスをお楽しみください。
スーフォールズの創造性は、グルメシーンにより色濃く表れています。受賞歴のあるシェフたちの多くはリスクを恐れず、その多くがファーム・トゥ・テーブル(農場から食卓へ)のメニューを考案しています。地元の醸造家も独創性に富み、各醸造所にはそれぞれの個性と哲学があります。このことは、地元のクラフトビールのラインナップが常に変化することからもうかがえます。
史跡を満喫
ダウンタウンから数分のブラッドラン(Blood Run)には、グッドアース州立公園(Good Earth State Park)があります。この国定史跡は、1300 年から 1700 年までの間、ネイティブアメリカン文明の要所としての役割を果たしました。最初にビジターセンターに立ち寄り、この史跡の文化的および歴史的な意義に焦点を当てたさまざまな展示物を見学しましょう。先住民のオネオタ族が川や野生生物、肥沃な氾濫原を頼りにどのように生き抜いてきたかを学んでください。さらに地元の歴史を学びたい方は、ペティグルー・ホーム & ミュージアム(Pettigrew Home & Museum)とオールドコートハウス博物館(Old Courthouse Museum)を訪れましょう。どちらもスーフォールズの成長期に関する資料や遺物が充実しています。
おもしろ情報
初の 4 ドア自動車であるファウィックフライヤー(Fawick Flyer)は、トーマス・ファウィックによってスーフォールズで発明されました。彼はファウィックパーク(Fawick Park)のダウンタウンに立つミケランジェロのダビデ像も寄贈しました。
写真提供:Rich Murphy
スーフォールズという名前は、アメリカ先住民のスー族と、同地を取り巻くビッグスー川の滝にちなんでいます。
写真提供:Rich Murphy
アメリカ地質調査所地球資源観測科学部(U.S. Geological Survey's Center for Earth Resources Observation & Science)が所有する、リモートセンシングデータから収集された衛星画像のナショナルアーカイブを使用して、科学者は地球表面の変化を研究しています。
写真提供:EROS