フィラデルフィア ペンシルベニア州

フィラデルフィアは交通の便がよく、歩きやすい町でもあります。ここでは、ありとあらゆるコスモポリタン体験が選び放題です。刺激的で創造性あふれる文化が、さまざまな発想や科学技術、そして教育と融合している 21 世紀の申し子のようなこの都市にどっぷり浸ってください。アメリカが愛してやまない史跡を数多く擁するフィラデルフィア。独立精神に満ちたこの町は、「アメリカ誕生の地」とも呼ばれています。

フィラデルフィアは、アメリカンドリームが始まった場所、現代の民主主義が形作られた都市です。ユネスコ世界遺産に指定された独立記念館（Independence Hall）や、自由の鐘（Liberty Bell）、米国憲法センター（National Constitution Center）といった、アメリカを象徴する名所の宝庫であるフィラデルフィアでは、国家誕生の片鱗を垣間見ることができるでしょう。

革新と教育は、フィラデルフィアとアメリカの中核を担っています。生涯の大半をフィラデルフィアで過ごし、代表的なフィラデルフィア市民として有名なベンジャミン・フランクリンは、アメリカ初期の技術革新を率い、国内初の大学と病院を創設しました。それらはすべて、フィラデルフィアに現存し、一般に公開されています。

「トラベル＋レジャー（Travel+Leisure）」誌で「アメリカ随一の文化都市」と評価されたフィラデルフィアの芸術、音楽、映画、デザイン、ファッション、舞台芸術、フードシーンは盛り上がる一方です。

ダウンタウンを形成する多様性に富んだ地区の多くでは受賞歴を誇る有名シェフたちが料理に腕を振るっており、世界クラスの美食を町のあちこちで堪能できます。フィラデルフィアには、センターシティ（Center City）にレストランが 1,000 店以上、オープンエアのカフェが 425 店以上、BYOB（Bring Your Own Bottle：酒類持込可）のレストランが 200 店集まっているため、食事の選択肢は非常に豊富です。

文化都市として知られるフィラデルフィアではまた、目の保養もできます。フィラデルフィア市庁舎（Philadelphia City Hall）からフィラデルフィア美術館（Philadelphia Museum of Art）へと伸びる通りには、ペンシルベニア美術アカデミー（Pennsylvania Academy of Fine Arts）、バーンズ財団美術館（The Barnes Foundation）、ロダン美術館（Rodin Museum）などが建ち並んでいます。フィラデルフィアの舞台芸術としては、賞を獲得したペンシルベニアバレエ団（Pennsylvania Ballet）、フィラデルフィア管弦楽団（Philadelphia Orchestra）、オペラフィラデルフィア（Opera Philadelphia）、フィラデルフィア・ダンス・カンパニー（PHILADANCO）、バレエ X（BalletX）などが挙げられます。

フィラデルフィアはそれぞれ独自の個性をもつ地区で構成されています。夜間も明るく照らされた通りは、気軽に散策してさまざまな発見をするのにうってつけです。オールドシティ（Old City）で石畳の道やアメリカの歴史、さらには個性が光るブティックを巡った後は、ノーザンリバティーズ（Northern Liberties）までそぞろ歩き、無料のコンサートやファーマーズマーケット、賑やかなフェスティバルが催される広場へ。フィラデルフィアはまた、壁画の都としても知られています。ミューラル・アート・フィラデルフィア（Mural Arts Philadelphia）のおかげで、市内にある 4,000 点の屋外作品を鑑賞できます。

フィラデルフィアは、市が運営するものとしては世界最大の都市公園制度を擁する、アメリカで最も緑豊かな都市です。果てしなく続くアドベンチャートレイル、リバーフロント、自転車用トレイル、ウォーキング／ジョギングコースが町中いたるところに整備されており、旅行ガイドブック「フロマーズ（Frommer's）」で「公園の美しい都市世界トップ 10」のひとつにも選ばれています。フィラデルフィアでは、多種多様なアウトドアやアーバンアドベンチャーが楽しめます。

都市で過ごすミニ休暇でも、女性同士の休暇でも、冒険旅行でも、フィラデルフィアなら、すばらしい思い出が築けること間違いありません。