パークシティ ユタ州

1 年中楽しめる山のアクティビティ

冬のリゾートとして知られるパークシティには、2 つのワールドクラスのリゾートがあります。ディアバレー（Deer Valley）とパーク・シティ・マウンテン（Park City Mountain）です。パーク・シティ・マウンテンのゲレンデは、リフトで行くことができるゲレンデとしてはアメリカ最大です。また、300 本以上のトレイル、41 基のリフト、8 つのゲレンデ、スーパーパイプ 1 つ、ミニパイプ 1 つがあり、あらゆるレベルや年齢のアドベンチャーに対応しています。一方、ディア・バレー・リゾート（Deer Valley Resort）は北アメリカ最初のスキーリゾートとして知られ、5 つ星ホテルの最高級のサービスを受けることができます。当然のことながら、雑誌『スキー』（SKI）の読者が選ぶリゾートの各部門で、常にトップにランクインしています。楽しめるのはワールドクラスのスキーだけではありません。パークシティには、犬ぞりやスノーモービル、スノーチュービング、ノルディックスキーなど、山以外の冬の楽しみも揃っています。

春や夏、秋に訪れるなら、700 キロメートルにわたるトレイルでのハイキングやサイクリング、もしくは熱気球、乗馬、フライフィッシングに挑戦してはいかがでしょう。山を滑り下りるアルパインスライドや、自然のままの湖や小川でのボートやスタンドアップパドル、森林を駆け抜けるジップラインなどおすすめです。

ユタオリンピック公園

2002 年冬季オリンピックのために作られたユタオリンピック公園（Utah Olympic Park）でユタ州のオリンピックレガシーを体験しましょう。現在この公園は、アメリカの通年型オリンピック用トレーニングサイトとして、ノルディックスキーやフリースタイルスキー、ボブスレー、スケルトン、リュージュなどのあらゆる年代の選手が利用しています。園内には、ノルディックスキーのジャンプ台 6 つと、スライディングトラック 1 本が整備されています。スライディングトラックは北アメリカに 4 本あるうちの 1 本で、4 人乗りボブスレーを実際に体験することができます。このほかにもさまざまなアドベンチャーアクティビティが楽しめます。さらに、アルフ・エンゲン・スキー・ミュージアム（Alf Engen Ski Museum）やエクルズ 2002 オリンピック・ウィンター・ゲーム・ミュージアム（Eccles 2002 Olympic Winter Games Museum）といった入場無料のミュージアムもあります。

町の周囲

パークシティは散策しても楽しい街です。しかもバイオディーゼルと電気を動力とするバスを無料で利用でき、手軽に回ることができます。自転車に優しい街でもあるので、暖かい季節には、電動自転車のシェアプログラムを利用するのもおすすめです。無料のトロリーに乗車したり、ゆっくりと散歩しながらメインストリートを巡ると、電気店やギャラリーが入る歴史ある建物にも気軽に足を運べます。歴史好きなら、パークシティ博物館（Park City Museum）へ。インタラクティブな展示や工芸品のほか、地下にはこの街に以前あった刑務所も展示されています。

エジプシャンシアター（Egyptian Theatre）も忘れてはいけません。ロバート・レッドフォード主催のサンダンス映画祭（Sundance Film Festival）の中心となる場所で、毎年インディーズ（独立系映画製作会社）の映画の製作者たちが集います。芝居やコメディショー、コンサートを鑑賞したら、いろいろなバーやパブをはしごしましょう。おすすめはメインストリートのこの街を象徴する建物の 1 つに入るノー・ネーム・サルーン（No Name Saloon）です。1905 年に建てられたこの建物は、元々アラモ（The Alamo）として知られていました。ウォサッチ・ブルー・パブ（Wasatch Brew Pub）やパーク・シティ・ブルーイング・カンパニー（Park City Brewing Company）のクラフトビールも是非味わってみてください。旅の最後は、街の周辺に数多くあるスパでリラックしたり、タンガーアウトレット（Tanger Outlets）でのショッピングを楽しみましょう。