バッファロー ニューヨーク州
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にぎやかなウォーターフロントの古都
卓越した歴史
バッファローの豊かな歴史を体験する方法は数多くあります。セオドア・ルーズベルト大統領就任国定史跡(Theodore Roosevelt Inaugural National Historic Site)でセオドア・ルーズベルト大統領が就任の宣誓を行った場所を訪れるもよし、かつてアメリカの産業王が暮らしていたフランク・ロイド・ライト設計の広大なマーティン総合住宅(Martin House Complex)のツアーに参加するもよし。ジャズの黄金期を思い出させる黒人ミュージシャンクラブ&博物館(Colored Musicians Club and Museum)、世界最大規模の穀物搬入用エレベーター群を間近で見ることができるバッファロー・リバー・ヒストリー・クルーズ(Buffalo River History Cruise)、バッファローの歴史がわかるバッファロー歴史博物館(Buffalo History Museum)もお勧めです。
ハイカルチャー
バッファローでは芸術的な建築遺産が街区全体に広がっています。オルブライト=ノックス美術館には、ジャクソン・ポロック、パブロ・ピカソ、アンディ・ウォーホルなど、現代美術の巨匠たちの作品が展示されています。ニューヨーク州西部のアーティストによる作品を専門的に扱っているバーチフィールド・ペニー・アート・センター(Burchfield Penney Art Center)では、年に 30 回の展覧会が開催されています。フランク・ロイド・ライトが手がけた「湖の宝石」と呼ばれるグレイクリフ邸には多彩なツアーが用意されており、敷地の歴史的風景から邸宅の内装に至るまで、あらゆるものを見学できます。穏やかな改革を目指すアーティストのコミュニティ、ロイクロフトキャンパス(Roycroft Campus)では、その建物のほか、真の美術工芸作家による過去・現在の作品も見どころです。バッファロー劇場街を代表する、当時の建物を再現した宮殿のようなシェイズ・パフォーミング・アーツ・センター(Shea’s Performing Arts Center)では、現在公演中のブロードウェイショーを観劇できます。都市中心部の建築物も私たちの目を楽しませてくれます。市庁舎は素晴らしいアールデコ建築の一例であり、その他いくつかの建造物も時代を代表する建築様式を反映しています。
復興された楽しみ
近年、バッファローの歴史は新しい章に突入しています。近隣地区全体が復興され、旧産業地区が公園、地ビール醸造所、フード・トラック・ロデオや毎週開催されるコンサート用のスペースといった新しい目的に再利用されています。街の湖岸では緑地や自転車用道路が整備され、バッファローの内港であるカナルサイド(Canalside)には新しいホテルやレストランが集結し、毎週数百ものイベントが開催されています。エルムウッドビレッジ(Elmwood Village)、アレンタウン(Allentown)、ハーテルアベニュー(Hertel Avenue)などのビジネス地区には、ブティック、レストラン、ナイトライフスポットがひしめいています。家族連れの方が楽しめる場所にも事欠きません。バッファロー動物園(Buffalo Zoo)、バッファロー科学博物館(Buffalo Museum of Science)、バッファロー・アンド・エリー・カウンティ・ボタニカル・ガーデンズ(Buffalo and Erie County Botanical Gardens)などがあり、壮大な自然が広がるナイアガラの滝も車ですぐです。ハイキングや日帰り観光を楽しみたい人には、ナイアガラゴージ(Niagara Gorge)やゾアル渓谷(Zoar Valley)での素晴らしいアウトドアアドベンチャーが待っています。
おもしろ情報
バッファロースタイルの鶏手羽肉は、1964 年にメインストリートのアンカーバー(Anchor Bar)で初めて登場しました。
写真提供:KC Kratt
セオドア・ルーズベルトは、アメリカの首都以外で就任の宣誓を行った数少ない大統領のひとりです。彼は 1901 年にバッファローで大統領就任式を行いました。セオドア・ルーズベルト大統領就任国定史跡でその足跡を回顧できます。
写真提供:Nancy J.Parisi
バッファローは、フランク・ロイド・ライト設計の建築物が 6 棟以上あるアメリカの数少ない都市のひとつです。
写真提供:Rhea Anna