南部のリズムに五感で浸る

ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港（Hartsfield-Jackson Atlanta International Airport）に到着したら、この「森の中の街（The City in a Forest）」で少し体を動かしましょう。このニックネームのとおり、アトランタは樹木で覆われています。 新鮮な空気を吸い、1　日の始まりはアウトドアで。面積 81 ヘクタールあまりのピードモントパーク（Piedmont Park）には、芝生、湖、ジョギングコース、遊具などがあります。

続いては、ジョージア水族館（Georgia Aquarium）へ。500 種、100,000 点を超える生物が縦横に泳いでいます。 歩いてすぐのところにあるワールド・オブ・コカコーラ（World of Coca-Cola）では、世界で最も人気の飲み物について学び、多感覚 4-D シアターで「秘密の製法を探す（Search for the Secret Formula）」を鑑賞しましょう。 センテニアルオリンピック公園（Centennial Olympic Park）ではウォーキングやジョギング、あるいはぶらぶらと歩くだけでも。1996 年のオリンピックに合わせて建設されたこの公園では、無料のコンサートやフェスティバルが年間を通して開催されており、水と音楽がシンクロする「ファウンテン・オブ・リングズ（Fountain of Rings）」も見ものです。 ニュースを追いかける人は、ガイドの解説を聞きながら CNN 本社でのニュース番組生放送の裏側を見学できるツアーをお見逃しなく。

歴史の力を感じるには、スイートオーバーン地区（Sweet Auburn District）に向かい、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア が子供のころ歩いたのと同じ道を歩いてみましょう。キング牧師の生家も見ることができます。キング非暴力社会変革センター（King Center for Non-Violent Social Change）を訪れ、この敬愛される人物の永眠の地を見学します。 音楽の生演奏を聴くなら、スイート・ジョージアズ・ジューク・ジョイント（Sweet Georgia’s Juke Joint）へ。この建物いっぱいに、南部料理の香りが漂っています。 アトランタに来たら、バックヘッド（Buckhead）地区を訪れないわけにはいきません。200 軒を超える高級品店が建ち並ぶレノックススクエア（Lenox Square）で、上質な商品に触れてみましょう。 ナッシュビルで着る特別な服が欲しくなるかもしれません。

ナッシュビルに向かう車の中では、いろいろなラジオ局に周波数を合わせて「音楽の街（Music City）」に向かう気分を盛り上げましょう。 まっすぐダウンタウンに向かい、RCA スタジオ B（RCA Studio B）を訪れましょう。エルビス・プレスリー、ドリー・パートン、ウィリー・ネルソンらの有名なヒット曲が録音されたところです。 ジョニー・キャッシュ・ミュージアム（Johnny Cash Museum）は、フォーブス（Forbes）とナショナルジオグラフィック（National Geographic）の両方で、必見の名所として取り上げられました。 ミュージック・シティ・ウォーク・オブ・フェイム（Music City Walk of Fame）を歩いてみましょう。ダウンタウンとミュージックロウ（Music Row）とを結ぶミュージックマイル（Music Mile）の歩道には、ジミ・ヘンドリックス、ヴィンス・ギル、ワイノナ・ジャッドなど、著名ミュージシャンを讃える星が埋め込まれています。 次に、カントリーミュージック殿堂博物館（Country Music Hall of Fame & Museum）で、カントリー音楽の伝説的な演奏者の希少な録音を聞き、楽器や衣装のコレクションを鑑賞します。

ナッシュビルに来たら、世界で最も長く続いている生放送のラジオ番組、グランド・オール・オプリ（Grand Ole Opry）もお忘れなく。 この街での締めくくりとして、B.B. キングズ・ブルース・クラブ（B.B. King’s Blues Club）でお酒、食事、ダンス、そしてソウルフルな音楽の生演奏を楽しみましょう。 ニューオーリンズへと向かう前に、正統的なカウボーイブーツを自分用に買います。この「音楽の街」で過ごした時を忘れないために。

ナッシュビルから車を走らせてニューオーリンズに到着すると、すばらしい食事、祝祭の音楽、そして楽しさが待っています。 名所を巡るウォーキングツアーで、ニューオーリンズの最も個性ある地区を 2 つ訪れます。1 つはにぎやかなフレンチクォーター（French Quarter）、もう 1 つはエレガントなガーデンディストリクト（Garden District）です。 お昼には、風味豊かなフライド・オイスター・ポーボーイやお腹いっぱいになりそうなマファレッタを味わいます。 続いてスイーツは、バター・ピーカン・プラリネを。

セント・チャールズ・アベニュー（Saint Charles Avenue）の路面電車に乗ると、この街のざわめきが聞こえてきます。世界で最も長く営業運行を続けているこの路面電車からは、堂々たる邸宅やそびえ立つオークの木々、テュレーン大学（Tulane University）、オーデュボン動物園（Audubon Zoo）が見えます。 夜になったら、ラムベースの人気カクテル「ハリケーン」を飲み、フレンチクォーターをそぞろ歩き。ストリートミュージシャンの演奏を聴いたり、あるいはプリザベーションホール（Preservation Hall）などの有名な演奏会場で生のジャズ演奏を堪能します。 勇気を試したい人のために、幽霊、ブードゥー、吸血鬼の話を聞けるツアーが多数開催されており、市内の心霊スポットや墓地を案内しています。

帰りは、飛行機でルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港（Louis Armstrong New Orleans International Airport）から家路につきます。土産話となるような、アトランタ、ナッシュビル、ニューオーリンズでの楽しかった出来事を思い出しながら。