ミシガン州トラバースシティ：自転車またはハイキングで巡る静かなトレイル

数あるトレイルをサイクリングやハイキングすれば、息をのむような壮大なパノラマが眼前に広がり、写真に撮らずにはいられない風景に出会えるでしょう。TART トレイル（Traverse Area Recreation & Transportation trail）を出発点にすれば、東側でも西側でも、主要ルートの先はアウトドアアドベンチャーの宝庫です。

トラバースシティを走る全長 17 キロメートルの TART トレイルは、東のヴァサパスウェイ（Vasa Pathway）や西のリーラノートレイル（Leelanau Trail）など、他のルートにも通じています。渡り廊下のようなこのトレイルは、トラバースシティ州立公園（Traverse City State Park）のキャンプ場、さまざまな地区や公園、ショップにレクリエーションスポット、リゾート、レストランへ続いています。

全長 85 キロメートルのスウェディッシュバーサロペット（Swedish Vasaloppet）スキーコース上に造られたバサパスウェイには一連のループ（3 キロメートル、5 キロメートル、10 キロメートル、25 キロメートル）があり、冬も夏もさまざまなチャレンジが楽しめます。トラバースシティ州立森林公園（Traverse City State Forest）への道のりは、ポプラや樺、ツガ、カエデ、マツなどの木立とともに、ハイカーにランナー、マウンテンバイカーに自然愛好家、ウォーキングを楽しむ人に人気です。

トラバースシティのトレイルの至宝とも言うべき、スリーピングベアー砂丘国立湖岸公園（Sleeping Bear Dunes National Lakeshore）のヘリテージトレイル（Heritage Trail）は、公園の北端からトラバースシティの西 36.5 キロメートルの村、エンパイアまで全行程 43.5 キロメートルをつなぐルートです。深い森、広々としたビーチ、五大湖から 137 メートルの高さにそびえる壮大な断崖など、公園は見どころ満載。国宝級の公園の魅力を堪能するなら、このルートが最適です。

スリーピング・ベアー・ヘリテージ・トレイル（Sleeping Bear Heritage Trail）で最も新しい設備は、湿地の上に造られた 182 メートルの遊歩道です。1,214 ヘクタールの農村地帯、1900 年代と変わらぬ素朴さが魅力のポート・オネイダ・ルーラル歴史地区（Port Oneida Rural Historic District）へと続いています。木の葉が色づく秋には、秋色に染まる森と琥珀色のミシガン湖（Lake Michigan）のコントラストをカメラに収めようと、写真家が大勢詰めかけます。

トラバースシティのチェリー首都空港（Cherry Capital Airport、TVC）は、大手航空会社による国内外 300 ヵ所へのフライトを運航しています。ミシガン州のデトロイトメトロ空港、イリノイ州のシカゴオヘア空港、ミネソタ州のミネアポリス／セントポール空港の 3 つのハブ空港が利用できます。季節によっては、ニューヨーク市、ニュージャージー州ニューアーク、コロラド州デンバー、ジョージア州アトランタへの直行便も運航しています。