オレゴン州ポートランド：パシフィック・ノースウエストのトレンディな街

オレゴンはアメリカでも稀な消費税の無い州です。ここでは大きなチェーン店も見かけますが、アートを愛するオレゴン気質が発揮されているユニークでクリエイティブなお店が沢山あります。「郷に入っては郷に従え」精神で、まさに一点もののお土産を個性的なショップやブティックで探してみてください。 

ダウンタウンのウエストエンド地区にあるタナー・グッズでは、優れたデザインの革製品が並んでいます。機能性を極めると自然に秀逸なデザインに行き着くという、シンプルなデザイン理念を貫いています。すべて地元で一点ずつ手作りされるこれらの革製品は、デザインが主張しすぎることなく、一見控えめでありながらその品質と職人の技が光る製品となっています。

周辺には、フィネガンズの一味違う玩具からテンダー・ラビング・エンパイアのリサイクルアートまで、素晴らしいショップがずらりと並んでいます。ダウンタウンのウエストエンド地区はお洒落な店で溢れています。

普通のコーヒーはあまり飲まないという方でも、ポートランドの有名なローストは試してみたくなるはずです。コーヒーが大好きな方には天国です。市内のカフェやロースター達は、お洒落なコーヒーショップで、厳選したコーヒー豆を熟練の技を持つバリスタの手で出すことに誇りを持っています。コーヒーショップはポートランドの至るところにあるように見えて、どのお店にするか迷うかもしれません。中でもお勧めのブランドは、スタンプタウン、ウォーター・アベニュー、コアヴァです。

郊外へスプロール化した他の都市とは異なり、ポートランドは自転車にもってこいの街です。507㎞を超える自転車レーンと自転車専用道が整備されています。空港や市街地から離れた場所でレンタカーを借りる費用と手間をかける代わりに、宿泊しているダウンタウンのホテル近くで自転車をレンタルしました。

街のあちこちで手に入る自転車マップをもらってサンプルルートを選びます。私が選んだ18㎞のウォーターフロントルートは、ウィラメット・リバー沿いにきれいな公園や人気の自転車道を通るものでした。 

市が発行している自転車マップはとても詳しく描かれていますので、自動車交通量の多い道路、橋、歩行者専用道路、子供たちが多い場所などをあらかじめ頭に入れておくことができます。眺めのよい場所も記載されています。 

もしアウトドア派の方であれば、この地域には自転車以外にも自然に親しむコースがあることをお忘れなく。落差１９１ｍでオレゴン一の高さのマルトノマ滝を有するコロンビア川渓谷の探索や標高3420mの休火山、マウント・フッドでは登山やハイキングもできます。 

ビールとコーヒーは、ポートランドの２大人気の飲み物です。コーヒーショップか、ブルーワリーやパブか、どちらが多くあるかわからないほどです。 

環境にやさしいビール造りをするエコ・ブルワリーとして知られるホップワークス・アーバン・パブではオーガニックビールや美味しいフードメニューがあります。

ポートランドでは、他には無いここだけの地元の特色を持ったものを見つけることができ、次の休暇を楽しむにはもってこいの場所です。私も是非また訪ねたい場所です。