ネバダ州の公園、自然美、開放的な場所

ユタ州との州境のネバダ州東部で私が最初に訪れたのは、グレートベースン国立公園（Great Basin National Park）です。310 平方キロメートルにわたるこの一帯は、1986 年に国立公園に指定されました。景色のよい道を走り続けると、一部が雪に覆われた山の美しい眺めが楽しめる高さ 3,962 メートルのホイーラーピーク（Wheeler Peak）に着きます。ここでは、多数のハイキングトレイルが利用できます。例えば、ブリストルコーントレイル（Bristlecone Trail）では、この国立公園で保護されている魅力的な植物、樹齢 5,000 年のブリストルコーンパインを見ることができます。

ホイーラーピークの東側の山腹には、グレートベースン国立公園の見どころであるリーマン洞窟（Lehman Caves）があります。標高約 1,829 メートルの場所に、3 キロメートル近い長さの石灰岩と大理石の洞窟が伸びています。ここには、ひだの寄ったカーテンのような鍾乳石を形成する多数の洞窟の楯状地など、珍しい地層がたくさんあります。ツアーの一行が洞窟の 1 つに入ると、私は、そこでパーティーを開こうと冗談めかして提案しました。ガイドによると、この空間は実際に「ダンスホール（Dance Hall）」と呼ばれ、昔はここに大勢の人々が集まっていたと言われているそうです。それがこの洞窟の名前の由来です。どうやら、禁酒法時代には、洞窟の一部がもぐり酒場に変えられていたようです。この話の信憑性は誰にもわかりませんが、私はそんな当時の人々を思い描くことができました。

グレートベースン国立公園の南のやや人里離れた場所に、私が今回の旅のハイライトとする、1935 年に設立されたカテドラルゴージ州立公園（Cathedral Gorge State Park）があります。数百万年前の鮮新世期には、現在峡谷があるメドウバレー（Meadow Valley）一帯に湖が広がっていました。パナカフォーメーション（Panaca Formations）として知られている色とりどりの乾燥した堆積物は見逃せません。柔らかい岩が浸食によって削られ、大聖堂や洞窟に似た狭い通り道のように見える、珍しい階段状の砂岩の地層になります。少し先で狭い入り口を見つけました。神秘的な通路をいくつか進んでこれらの岩の内側に入り、そこにしばらくとどまって、完全な静寂に身を任せました。耳寄り情報：午後遅くに来ると、太陽が鮮やかなオレンジ色の色調で岩を照らす光景が見られます。

グレートベースン国立公園の北のイーリーの町の外にあるウォード・チャコール・オーブンズ州立公園（Ward Charcoal Ovens State Park）は、時間が止まったような場所です。砂利道を走って行くと、6 つの蜂の巣型の石造りのかまどという興味深い景色が目に飛び込んできます。鉱山ブームの 1876 年に建てられたこれらの巨大なれんがのかまどでは、銀を精錬するための燃料として上質の木炭を製造していました。

最後に私は、昔の日々に浸りきりました。具体的に言うと、ネバダノーザン鉄道（Nevada Northern Railway）がイーリーに建設された 1905 年当時に戻ることができました。生まれて初めて、本物の蒸気機関車を目の当たりにしたのです。この 90 分間のツアーでは、美しい山の景色を車窓に眺めながら、汽笛を聞くことができました。何もかもがとても素晴らしい状態で維持され、復元されているので、この瞬間、今という時間を忘れてしまいます。

荷物をまとめ、空港までのタクシーの手配はできましたか？今すぐネバダ州を訪れて、これらの印象的な公園を探検しましょう。