イリノイ州レイク郡：ミシガン湖で楽しむエンターテインメント、カルチャー、レジャー

ガーニー（Gurnee）にあるシックス・フラッグス・グレート・アメリカ（Six Flags Great America）は、ショーや特別イベントが開催され、家族揃って楽しい 1 日を過ごすことができるテーマパークです。9 月～10 月はフライトフェスト（Fright Fest）、11 月～12 月は新しいホリデイ・イン・ザ・パーク（Holiday in the Park）のセレブレーションなどの特別イベントが開催されます。とはいえ、一番の目玉は、スリル満点の乗り物です。30 メートル以上の高さがあり、公園で 16 番目にできたジェットコースター「マルディグラハングオーバー（Mardi Gras Hangover）」は、世界最大規模を誇る回転ジェットコースターです。最近オープンしたもう 1 つのジェットコースター「ザジョーカー（THE JOKER）」は、座席 360 度回転し、前後、上下と動きながらコース上を進むアトラクションです。

シックス・フラッグス・グレート・アメリカには広さ 8 ヘクタールの水の遊び場ハリケーンハーバー（Hurricane Harbor）もあり、チューブに乗って緩やかな流れに身を任せるキャスタウェイクリーク（Castaway Creek）から、じょうご状のスライダーを高速で滑り落ちるトルネード（Tornado）に至るまで、30 のアトラクションが揃っています。子供たちが波のプールではしゃいだり揺れる橋を渡ったりしているのを見守りながら、大人はカバナでリラックスして、冷えたビール、マイタイ、アイスクリームをお楽しみください。

リンカーンシャイア（Lincolnshire）のマリオットシアター（Marriott Theatre）では、有名なブロードウェイ（Broadway）のショー、おなじみのミュージカルに加えて、『ニュージーズ（Newsies）』や『アーヴィング・バーリンのホリデイイン（Irving Berlin’s Holiday Inn）』といった新作の初演が上演されます。お子様向けには、人気のおとぎ話や物語が書き直され、1 時間の作品として上演されるユースシアター（Youth Theatre）があります。

ハイランドパーク（Highland Park）を会場に開催されるラビニアフェスティバル（Ravinia Festival）では、夏の間中ずっとコンサートが開かれます。椅子やブランケットを持って行き、芝生の上に場所を確保して、コンサートに耳を傾けましょう。アメリカで最も古くから続いているこの屋外音楽フェスティバルには、シカゴ交響楽団（Chicago Symphony Orchestra）が招聘した、クラシックからジャズやポップスまで多岐にわたるジャンルの一流ミュージシャンが世界中から集まります。コメディアンも何人か登場します。マーチンシアター（Martin Theatre）、ベネット・ゴードン・ホール（Bennett Gordon Hall）、パビリオンステージの下で上演されるショーは、15 ヘクタールの公園の芝生のスクリーンに映し出されます。コンサートは満席になることが多いので、早めに到着するようにしましょう。

この土地ならではの魅力を味わえる小旅行に興味があるなら、レイク郡フェアグラウンド（Lake County Fairgrounds）やグレイズレイク（Grayslake）イベントセンター（Event Center）でイベントカレンダーをチェックすることです。レイク郡クラフト・ビール・フェスティバル（Lake County Craft Beer Festival）、レイク・カウンティ・フェア（Lake County Fair）、アートや骨董品のショー、ヘリテージフェスティバル、エキスポが 1 年を通して開催されています。

ファミリー向けのカジュアルなレストラン、特別な日のための高級レストラン、クラフトドリンクとともに楽しむパブフード。食のお目当ては人それぞれでしょうが、レイク郡ならお探しのレストランがきっと見つかります。

グレイズレイクにあるザヴァイン（The Vine）は、最初はタパスバーとして開業し、その人気のあまり本格的なレストランに拡大されました。地元産の食材を使った料理を味わい、シンガーソングライターの歌に耳を傾け、特製のトロピカルマティーニや甘いマティーニ、50 近い銘柄のビールで喉をうるおしましょう。メニューも特別です。バーボングラッセ・チキン・ウィング、赤ワインでポシェしたリンゴを乗せたナパ（Napa）ハンバーガー、ポーク・ベリー・マカロニ＆チーズ、チョリソー詰めデーツのベーコン巻きなど、典型的なパブ料理のようでありながら、独創的なアレンジが加えられた料理を味わうことができます。

チョコレートサンクチュアリー（Chocolate Sanctuary）では、ショコラティエ手作りのデザートを堪能できますが、まずは最高の食事を味わってみてください。ガーニーにあるこのレストランはカカオ豆にこだわっており、店で出す料理のほとんどにカカオ豆を使用しています。ポートワインとカカオの香りがするバーベキューソースをたっぷり塗ったリブの前菜、カカオを絡めたベーコンを散らしたチョップドサラダ、チョコレートで作った伝統的なメキシコ風ソースをかけたチキンモレをお試しください。美しく包装されたボックス入りチョコレートを買い求めることもできます。

シカゴ都市圏にあるミラーズ・ドッグ＆サッズ・ドライブイン（Miller’s Dog-N-Suds Drive-In）は、イングルサイド（Ingleside）の昔ながらのドライブインダイナーでは、蒸して作るコニーアイランド（Coney Island）ホットドッグ、テキサスバーガー、アイスクリーム、1967 年から続く自家製ルートビアを味わうことができます。食事は、車の中、パティオ、イングルサイドのランドマークのピクニックエリアで楽しむことができます。ルートビアがまだ飲み足りなければ、後で飲むために 2 リットル入りの瓶を買っておきましょう。

レイク郡リベイショントレイル（Lake County Libation Trail）を進むと、手作りのビール、ワイン、スピリッツを生産・提供している多数のレストランがあるので、食事の締めくくりに足を運んでみてください。

ミシガン湖の沿岸には美しい景色が広がっていますが、内陸部に向かい、12,500 ヘクタール超のレイク郡の森林保護区を訪れてみましょう。中でも次の 3 つの森林保護区は自然愛好家にとって特に魅力的です。

デ・プレインズ・リバー・トレイル・アンド・グリーンウェイ（Des Plaines River Trail and Greenway）では、12 の保護区を貫く砂利道を辿りましょう。50 キロメートルの道のりの途中には、サイクリング、乗馬、クロスカントリースキーを楽しめる場所があります。カヌーやカヤックの乗り場も 6 ヵ所あり、蛇行する川でパドルを漕ぐことができます。

エドワード L. ライアソン保護区（Edward L. Ryerson Conservation Area）の 10 キロメートルにおよぶ風光明媚なトレイルでは、原始の姿を残す森林地帯の中を散策しましょう。この保護区はイリノイ州自然保護区（Illinois Nature Preserve）に指定されています。リバーウッズ（Riverwoods）にあるこの特別な保護区には、メープルの木の樹液採取、デプレインズ川（Des Plaines River）に隣接する歴史的建造物といった見どころに加えて、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、蝶を見学できる子供向けの小さな牧場エリアもあります。

インディペンスグローブ森林保護区（Independence Grove Forest Preserve）には、リバティビル（Libertyville）地区の湖を中心として広がる大草原や森林地帯があります。魅力的なハイキングトレイル、円形劇場、マリーナを見学し、カフェまであります。

シカゴオヘア（Chicago O’Hare／ORD）国際空港行きのフライトを予約して、到着したら車を借ります。レイク郡は空港から 50 キロメートルの場所にあります。他の 2 つの国際空港、シカゴミッドウェイ（Chicago Midway／MDW）とジェネラルミッチェル（General Mitchell）／ミルウォーキー（Milwaukee）／MKE）はどちらもレイク郡から 80 キロメートル離れています。