イリノイ州シカゴの住民の 1 日

1 日の始まりはビアトリクス（Beatrix）から。「今のところ、ここの朝食が街で一番のお気に入りですね」とレッドベターは言います。絞りたての新鮮なジュースと、卵を添えたポットローストで、これから丸 1 日活動するためのエネルギーを充てんしましょう。シカゴのリバーノース地区（River North district）に位置するビアトリクスのインテリアは、食事と同じくらいにおしゃれで現代的。日替わりの特別なポアオーバーコーヒー、ハニーシナモンラテ、そして「アイスバナナジョーズ」など、まるでおしゃれなカクテルのようなコーヒーのメニューが並びます。ちなみに、ビアトリクスではカクテルも絶品です。

泊まるところを探すなら「ウエストループ（West Loop）だったらシカゴのダウンタウンの一番良いところ、そして最高のレストランが集まっています」とレッドベターは言います。スタイリッシュな部屋を幅広い価格帯で探すことができますが、そのうちの 1 つがパブリッシング・ハウス・ベッド・アンド・ブレックファースト（Publishing House Bed & Breakfast）。ご想像通り、元は印刷所だった建物です。ウエストループには工場や倉庫を改装したロフトやおしゃれなレストランが数多く集まっており、多くの観光客や地元住民が足を運んでいます。

春や夏の時期、草原に寝転んで自然を堪能するならグラントパーク（Grant Park）に向かいましょう。「人間観察も楽しめますよ」とレッドベターは言います。緑豊かな公園の背景には、ダウンタウンのビジネス街とモンロー港（Monroe Harbor）が。さらに美しいシカゴ美術館（Art Institute of Chicago）もほど近く、ここでは豊かな風景や音色にひたることができます。

「イレブン・シティ・ダイナー（Eleven City Diner）が私の理想のランチスポットです」レッドベターのおすすめは、ヴィンテージ物のソーダファウンテンのある店内で、伝統的なアメリカの軽食を出すお店です。イレブン・シティ・ダイナーはグラントパークのすぐ近く、セントラルステーション（Central Station）エリアにあります。長い時間をかけて美術館を楽しんだ後、エネルギーを充てんするのにぴったりの食堂です。

シアーズ・タワー（Sears Tower）の名前でも知られるウィリス・タワー（Willis Tower）のスカイデッキで壮大な街の風景を眺め、スリリングな気分を味わいましょう。インスタグラム用の写真撮影にもぴったりのスポットです。

ホルステッド（Halsted）のB.L.U.E.Sでは、素晴らしい音楽に出会えます。「あらゆる意味で、特にブルースミュージシャンにとっては伝説的な場所です」とレッドベター。落ち着いた親密な雰囲気のあるスペースで、お気に入りのミュージシャンの演奏を間近で聞くことができます。B.L.U.E.Sから通りを隔てて向かい側にあるのがキングストンマインズ（Kingston Mines）。シカゴの「ブルース・アレー（Blues Alley）」に属するもう 1 つのライブハウスです。若者も老人も区別なく、多様なブルースファンが集い、一緒に楽しい時間を過ごします。

シカゴ美術館、シェッド水族館（Shedd Aquarium）、リンカーンパーク動物園（Lincoln Park Zoo）、シカゴ・シアター（Chicago Theatre）など、シカゴには様々な芸術・文化施設が集まっています。

ディナーにはルーマルナッティズ（Lou Malnati’s）へ。レッドベターが「究極のシカゴ体験ができる」と言って薦めるレストランです。家族経営のお店で、1971年以来、ここのディープディッシュピザはシカゴで最高のピザとして知られるようになりました。マルナッティズは本当に人気があるレストランで、シカゴでしか作れないピザを求める人々に応え、遠くポートランドにまでディープディッシュピザを定期的に配達しています。