シカゴ近郊ツアー：イリノイ州最大の街の文化と料理

シカゴ大学（University of Chicago）の美しいキャンパスを中心とするハイドパーク（Hyde Park）。ここは、アフリカ系アメリカ人歴史博物館（DuSable Museum of African American History）、フランク・ロイド・ライトのロビー邸（Robie House）、オリエンタル博物館（Oriental Institute Museum）、スマート美術館（Smart Museum of Art）など、芸術と文化で満ちています。この地区で大人気の観光スポットのひとつ、科学産業博物館（Museum of Science and Industry）は、美しいジャクソンパーク（Jackson Park）の中心部にあり、ウォーターフロントの眺めが自慢です。この博物館は自然科学からテクノロジー、歴史にいたるまで、あらゆる最先端の体験型展示で好奇心を刺激してくれます。第二次世界大戦時代の実際の潜水艦を見学したり、サイエンスストーム（Science Storms）の展示で竜巻を間近で目にしたり。博物館のジャイアント・ドーム・シアター（Giant Dome Theater）では、5 階建ての高さに相当する壮大な曲面スクリーンで、独占ドキュメンタリー映画を鑑賞できます。

チャイナタウンとリトルイタリーの間に位置するピルゼン。メキシコ系アメリカ人の歴史がこの豊かな文化を誇る地域に息づいています。ピルゼンのナショナル・ミュージアム・オブ・メキシカン・アート（National Museum of Mexican Art）には、3,000 年におよぶ 1 万点ものメキシコ美術の常設コレクションが収蔵されています。有名無名を問わず、歴史上重要なメキシコの芸術家による民芸品、写真、絵画、織物をすべて無料で楽しめます。そしてピルゼンでは、名高いグルメとナイトライフを地元の人気店で満喫しましょう。2019 年のミシュランガイドにも載るレストラン、ドゥシェクズ・ボード＆ビア（Dusek’s Board & Beer）では、ブランチから深夜まで、料理を終日提供しています。ライブエンターテイメントをお探しなら、上階のタリアホール（Thalia Hall）へどうぞ。このホールは 1892 年頃に作られたもので、スタンダップコメディやミュージカルが上演されています。さらにタリアホールの地下には、パンチハウス（Punch House）という素敵な隠れ家バーがあります。アルコール入り特製パンチを注文したら、日本のファンクミュージックから 1970 年代のクラシックロックまで、あらゆるジャンルをテーマにした DJ ナイトをお楽しみください。

自転車に優しい通りと多彩なバーやレストランで有名な、街の北西側に位置するおしゃれな地区、ローガンスクエア。ローガン、ケジー、フンボルトの大通で、ローガン大通国定歴史地区（Logan Boulevard National Historic District）が構成されています。まずは、20 世紀初頭のグレイストーンの家々が建ち並ぶ、絵のように美しい通りを散策してみましょう。その後は、この地区でも大評判のバー、ロストレイク（Lost Lake）に立ち寄ります。ここはテイルズ・オブ・ザ・カクテル財団により、2018 年のベスト・アメリカン・カクテル・バーに選出されました。トロピカルをテーマにしたバーで、ティキカクテルやアジア風の料理が自慢です。豚肉の餃子をオーダーしたら、本物のパイナップルに注がれたドリンクも試してみましょう。マンゴー・ムー・ムーやラム酒入りのチクタクタクシーなどのドリンクもおすすめです。

シカゴへのアクセスは簡単です。シカゴオヘア国際空港（ORD）とシカゴミッドウェー国際空港（MDW）へは、世界中から多数のフライトが乗り入れています。レンタカーも利用できますが、シカゴの便利な公共交通機関を利用する方が簡単かもしれません。