アメリカ独立記念日の 5 つの壮大な祝賀イベント

ペンシルベニア州フィラデルフィアには、独立記念館（Independence Hall）や自由の鐘（Liberty Bell）などの史跡があります。「アメリカ建国の地」と呼ばれることがあるこの東海岸の都市では、交通を遮断して行うブロックパーティー、歴史的な場面の再現、パレードで独立記念日を祝います。フォース・オブ・ジュライ・ジャム（Fourth of July Jam）のメインアトラクションは、日が暮れてから景色のよいベンジャミン・フランクリン・パークウェイ（Benjamin Franklin Parkway）で行われます。「アメリカ最大の無料コンサート」と称され、過去にはニッキー・ミナージュ、ザ・ルーツ、シュガーランドなどが出演しました。最後を飾るのは、フィラデルフィア美術館（Philadelphia Museum of Art）の上空に打ち上げられる花火です。

南部スタイルの独立記念日を体験するなら、ルイジアナ州の歴史ある港町、ニューオーリンズに向かいましょう。はしけから競うように打ち上げられてミシシッピ川（Mississippi River）の上空を舞う赤、白、青の花火を見物できます。ウォールデンバーグパーク（Woldenberg Park）の水辺の草地で見物場所を探してみてはいかがですか。近くのフレンチクォーター（French Quarter）なら、歩きながら花火が見られるうえ、生演奏や大道芸、にぎやかなナイトライフも楽しめます。花火をもっと近くで見たい人は、クレオールクイーン号（Creole Queen）のデッキシートを予約しましょう。この外輪船では、ジャズバンドの演奏が行われ、ビュッフェスタイルのディナーも提供されます。

マサチューセッツ州ボストンは、アメリカ屈指の歴史のある都市で、独立戦争の中心地でもあります。この都市では、独立記念日を祝うのは 1 日だけではありません。ボストンハーバーフェスト（Boston Harborfest）では、1 週間近く再現イベント、ウォーキングツアー、教育プログラムを開催して、この街の植民地時代のルーツや独立革命での活躍に敬意を表します。しかし、独立記念日の祝賀イベントは、夜のフェスティバルなしには終わりません。チャールズ川（Charles River）の土手で開催される無料コンサートでボストンの交響楽団の演奏を聴きましょう。その後、30 分の花火ショーが開催されます。

カリフォルニア州サウスレイクタホは、シエラネバダ山脈（Sierra Nevada mountains）のタホ湖（Lake Tahoe）のほとりにあり、ウィンタースポーツのメッカとして大勢の観光客を集めています。しかし、サンフランシスコの東 302 キロメートルにあるこののどかなリゾートタウンでは、夏も同じようにアクティビティを楽しめます。特に、盛大な花火ショーが開催される独立記念日は格別です。ピクニックの用意をして、ティンバー・コーブ・マリーナ（Timber Cove Marina）などの市内のビーチから夜空に上がる花火を見物しましょう。早めに到着して、混雑する前に見物場所を見つけるか、外輪船の「M.S.ディキシーⅡ」または「タホパラダイス」の乗船券を購入して、水辺からの眺めをお楽しみください。

何千人ものお祭り好きが、西海岸最大の花火大会を体験しようと、カリフォルニア州サンディエゴで毎年開催される祝賀イベント、ビッグ・ベイ・ブーム（Big Bay Boom）にやって来ます。ロサンゼルスの南 204 キロメートルにあるこの海辺の都市では、ノースサンディエゴ湾（North San Diego Bay）に沿って、4 隻のはしけから数百発もの花火が打ち上げられます。ローンチェアを持参し、コロナド・フェリー・ランディング（Coronado Ferry Landing）やシーポートビレッジ（Seaport Village）などの見学スポットのビーチで場所取りをしましょう。どちらのスポットにも、レストランやショップがたくさんあります。ただし、駐車場の選択肢はほとんどありません。交通機関を利用する場合は、人気の花火見物スポットのシェルター島（Shelter Island）およびハーバー島（Harbor Island）と街の間を結ぶ、市運行の無料シャトルサービスを利用できます。