ラボック テキサス州

ワイルドウェストが息づく土地

グレートプレーンズ（Great Plains）の草原が家畜の飼料として優れていることから、ラボックは牛の放牧の盛んな場所として長い歴史を誇っています。現在では、ナショナル・ランチング・ヘリテージ・センター（National Ranching Heritage Center）のような施設でタイムスリップして、西部開拓時代の生活を体験することができます。敷地内にあるフォイプロクター歴史公園（Foy Proctor Historical Park）を訪れ、1780 年代から 1950 年代まで遡る、忠実に修復された 50 棟以上の建物を見学したり、児童書の主人公のハンク・ザ・カウドッグの目を通した牧場生活を探索したりしましょう。このセンターでは、年間を通じて数多くのインタラクティブなイベントも開催されています。ウェスタンスタイルの酒場、ショットガンスー（Shotgun Sue’s）や、ラボックの歴史ある会場でのカントリーミュージックのコンサートで、この町のルーツに深くのめり込んでみましょう。

音楽のレジェンドの面々

音楽がお好きなら、きっとラボックを気に入るでしょう。デポエンターテインメント地区（Depot Entertainment District）やラボック文化地区（Lubbock Cultural District）などの特色ある地区や、クックスガレージ（Cook’s Garage）などのユニークな野外会場では、ほぼ毎晩ライブショーが開催されています。  さらに、ザ・チックス（The Chicks）のナタリー・メインズからウェイロン・ジェニングス、ジョン・デンバー、バディ・ホリーまで、大きな影響力を及ぼす多くのミュージシャンがテキサス州のサウスプレーンズ地域を故郷としています。バディ・ホリー・センター（Buddy Holly Center）のツアーを予約して、ロックンロールのレジェンドの生涯と遺産を描いた工芸品のコレクションや、テキサス州西部出身の他のビジュアルアーティストやミュージシャンを紹介する展示をご覧ください。通りの向かいには、バディ・ホリーをはじめとするサウスプレーンズ地域のアーティストを称えるウェスト・テキサス・ウォークの殿堂（West Texas Walk of Fame）があり、眼鏡をかけたミュージシャンの実物より大きな彫像が立っています。

王族のように楽しむワイン

ラボックの半乾燥気候と高い標高は、ワイン用ぶどうを栽培するのに理想的です。イングリッシュ・ニューサム・セラーズ（English Newsom Cellars）やテキサス州で 2 番目に古いワイナリーであるリャノ・エスタカード・ワイナリー（Llano Estacado Winery）など、受賞歴のあるワインメーカーが 6 社あります。この町では、地元産の赤ワインと白ワインへの感謝を込めて、アート、ライブミュージック、食を組み合わせたイベントが毎年開催され、ワインへの愛を祝福します。空腹を感じたら、さまざまな料理を提供する人気のザ・ウエスト・テーブル（The West Table）のような、近くの農場で採れた食材と地元産のワインを組み合わせたファーム・トゥ・テーブル（農場から食卓へ）のレストランで食事を楽しみましょう。ビールをお好みなら、市内の醸造所をチェックしてみましょう。トゥードックス（Two Doc's）とザ・ブルワリー LBK（The Brewery LBK）はどちらもおすすめのです。

ハブシティならではの体験なら、ラボック・チルトン・トレイル（Lubbock Chilton Trail）を訪れましょう。柑橘系のウォツカを使ったこの町のシグネチャーカクテルであるチルトンは、50 年以上にわたってこの地域の定番品となっています。インタラクティブパスをダウンロードして、参加レストランやバーで、伝統あるチルトンを独自にアレンジしたドリンクを試してみてください。

ハブシティ

ラボックはその中心的な立地から「ハブシティ」というニックネームで呼ばれています。ラボックには 6 本の主要道路が集まっているため、近隣エリアやキャップロックキャニオン州立公園（Caprock Canyons State Park）などのアトラクションを簡単に訪れることができます。便利なラボックは、テキサス州西部やその先を巡る冒険の出発点として最適です。